好きってこと?
自分がが売っていたエロ本を麻理が買っていたことを知った功は、依とともにそのエロ本屋さんへ向かっていく。
エロ本屋さんを前に躊躇する麻理だったが、依は意を決してそのエロ本屋さんに入っていく。
店員に話を聞いた麻理は、定期的にここに来てエロ本を買っていたという事実を知らされるのだった。
その店員の話を後ろで聞いていた依は、あまりにもショッキングな内容にうなだれてしまうのであった。
家に帰ってきた依と功は、そのエロ本を前にして、自分が売ったものを麻理が買っていたということを改めて感じる。
その真意はわからなかったが、もしかして自分に好意を持っているのではと口にすると、依からは気持ち悪がられるのであった。
依の気持ち
帰ろうとした依だったが、階下にいる麻理の母親の絵理子から夕食の支度ができたと呼び出される。
リビングで夕食を食べていた功と依に、学校での様子を聞いた絵理子は、麻理はみんなの憧れだと聞いて驚く。
そんな依も、絵理子に家での様子を聞こうとするのだが、毎晩遅くにならないと帰ってこないのだと告げられる。
そんな絵理子からの強引な誘いもあって、一晩泊まることになった依は、タオルを届けに来た麻理に質問があると告げる。
麻理の裸を嫌らしい目で見ているのかと聞かれた功は、自分にとって美しい存在の麻理をそんな目では見れないと伝える。
その日の夜、寝たフリをした功に声をかけた依は、寝ているのを確認すると、ベッドへと潜り込んでくる。
そこで、麻理がいたからこ生きてこられたのだと話し始め、保健室で出来事を思い出すのであった。
依と麻理になんらかの関係があることを理解した功は、起きているのがバレないようにぎゅっと目を瞑るのであった。
メイクをしてもらう
翌朝、目を閉じたまま着替えをする功をじっと見つめていた依は、麻理はいつもメイクをするのだと伝える。
麻理のメイク道具を取り出すと、自分でも覚えるようにと話ながらメイクを施していくのであった。
ゆっくり目を開けた功は、鏡に写る麻理の可愛さにうっとりしながら、依もメイクをしたらどうかと提案する。
その言葉に過剰に反応した依は、詮索や干渉するなと鋭い視線を送ると足早に学校へ向かっていくのだった。
学校へつく前に、依は学校では絶対に話しかけないことと約束をすると、自分と麻理では立場が違うのだと説明する。
その説明の通り、麻理のまわりにはおしゃれな女子たちが集まり、依と約束していたにも関わらず、いつもの友達であるももかに誘われカラオケに行くことになるのだった。
男女の交流
ももかたちのメイク用品を買いに来た功は、お揃いのネイルにしてこようと話をされ戸惑ってしまう。
その後ファミレスに向かった功は、ももかの彼氏のヒロキとその友人たちと出会い、男女の交流を目の当たりにする。
自分が憧れていたこの男女の交流を見た功は、変な想像ばかりしてしまい、勝手に苛立ち始める。
そん中ゲームの話を口にしたヒロキたちにうんざりするももかとは反対に、同じゲームをしていた功は、その話に興味を示してしまう。
話に乗ってしまった功は、知らず知らずのうちにももかたちを敵にまわしてしまうのであった。
その後カラオケに向かった麻理だったが、ヒロキを始め他の男子たちからちやほやされてしまう。
友達のいない生活を送っていた功にとって、友達と遊ぶことの楽しさを感じてしまいすっかり気分が良くなってしまうのだった。
またひとりぼっち
トイレにいこうとした功は、その途中で隣の部屋にいた依に腕を掴まれ部屋の中に引きずりこまれてしまう。
楽しそうに遊んでいた様子をずっと見ていた依は、人の体をおもちゃにするなと厳しくなって怒られてしまう。
するとそこにやってきたももかは、ずっと着いてきた依に気づいており、気持ち悪いと口にする。
そんな麻理も、ずっと着いてきて気持ち悪いと口にすると、依は逃げるように去っていってしまう。
それを見たももかも、麻理の言動がひどすぎると引いてしまうのであった。
また一人になってしまったと感じた功だったが、そこで突然下腹部に違和感を感じると、激しい腹痛に見舞われる。
そこで人生初の生理を体験してしまい、困惑と痛みでパニックになったしまうのであった。
告白
その帰り、ももかの彼氏のヒロキから話がしたいと連絡がきてしまい、功はなにも気にせず了承してしまう。
翌日学校へ行った功は、ひどいことを言ってしまった依にも、ヒロキにちやほやされてしまったももかにも見放されてしまう。
麻理としてどの行動が正しいのか判断がつかず、ここでもまた孤立してしまうのであった。
家に帰った功は、母親から男の友達が来ていると知らされ部屋に向かっていくと、そこにはヒロキの姿があった。
ももかとの関係もあり、ヒロキを帰そうとするのだが、ヒロキはももかと別れたのだと告げると、強引に功にキスをしてしまう。
憧れである麻理にキスをしたことに腹をたてた功は、ヒロキを殴ってしまい、さらに「取り消せ」とヒロキを鞄で殴り付ける。
その様子に気がついた母親が止めに入ると、功はそんな母親を突き飛ばしてしまい、冷静さを取り戻す。
するとパニックに陥った功は、自分が麻理ではなく、小森功なのだと涙ながらに告白するのだった。