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30代女性
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謎の虫刺されが命にも関わると知らされた真(松坂桃李)の元に、みのり(鈴木杏)が励ましの電話をかけてくる。勇気を得た真は、被害の原因が帝都大の施設から流出した蚊だということを三芳総長(松重豊)に報告し、理事たちによる隠ぺいの事実を暴こうとする。だが須田理事(國村隼)を始めとする次世代博覧会の関係者たちは、予定地周辺で謎の蚊による健康被害が起きている事実を認めようとしない。そこで真はある奇策に出る。
<出典>NHK公式
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謎の虫刺されが命にも関わると知らされた真(松坂桃李)の元に、みのり(鈴木杏)が励ましの電話をかけてくる。勇気を得た真は、被害の原因が帝都大の施設から流出した蚊だということを三芳総長(松重豊)に報告し、理事たちによる隠ぺいの事実を暴こうとする。だが須田理事(國村隼)を始めとする次世代博覧会の関係者たちは、予定地周辺で謎の蚊による健康被害が起きている事実を認めようとしない。そこで真はある奇策に出る。
<出典>NHK公式
母校で広報の仕事に就くことになった神崎は、その大学で新種の蚊による集団アレルギー反応が出てしまう。
一度は陰性の結果を受け安心した神崎だったが、それが理事の策略であったことを知り再度病院での診察を受ける。
そこで蚊アレルギーであることを告げられた神崎は、自分が死んでしまうのかもしれないと落ち込んでしまう。
そこに、何度も電話をしようとしていたみのりからの着信に気がついた神崎は、出るのを躊躇してしまうが、心細くなりすぐにかけ直す。
そこで「死んでしまうかもしれない」と弱音を吐いた神崎のことを気にしたみのりは、昔の文献を漁り甲殻類アレルギーがある人が重症化する恐れがあったと語る。
ほっとした神崎は、そんなみのりの優しさが身にしみてしまい、あることを決意するのだった。
好感度を捨てる
翌日、出勤してきた神崎は、いつもとはまったく違った様子を見せ、上司の前にやってくるのだった。
早退したことを謝ると、ある決意をもって総長の三芳の元にやってくると、今回が堀田研究室から出てしまったサハライエカの雑種であると語る。
そしてそのことを知っていながら理事たちはそれを隠蔽してきたのだと語ると、神崎はある作戦を口にするのだった。
それは潔白であればなんの変哲もない蚊をばらまくことで、それに理事たちが驚けば知っていたことになるという作戦だった。
そんなことをしては好感度が下がるのではないかと心配する三芳たちだったが、神崎はもっと大切なことを知ったのだと胸を張って出ていくのだった。
うまくいかない
そんな午後に行われた理事会では、神崎はやはりサハライエカによるものであると語る。
しかし、次世代博の中止こそ大学の不名誉であると語る須田理事は、それを公表すべきではなく、さらに証拠も少ないと語る。
何を言っても響かない理事たちに腹を立てた三芳は、ついに神崎の作戦を結構することになり、甲殻類アレルギーのことなどを話、彼らを驚かせるのだった。
驚き逃げ回る理事たちを見た三芳は、さすがに看過することができずに、市長の元に向かっていく。
しかし、須田が手を回すことによりその作戦は失敗に終わってしまい、神崎は改めて己の無力さを知るのだった。
そのことを聞いた新聞部のコウスケは、そんなことがまかり通っていいのかと反論すると、神崎は人生とはそんなものなのだと語るのだった。
起死回生の一手
やはり愛などは自分の人生を変えるものではないと痛感してしまった神崎は、みのりからの電話も取らずに、その履歴を消してしまう。
そこからまた、心を殺し広報の仕事に埋没していくのだったが、そんな広報室に澤田がやってくる。
澤田のテンションをうざったく思っていた神崎だったが、あの蚊の事件について面白い情報が入ったのだと語る。
慌てて澤田を追い払った神崎は、その澤田とともに足立の研究室にやってくると、足立からはとある蟻の毒がその治療薬になるのだと告げられる。
さらにその蟻は、足立の研究室で大量に飼育されており、その治療薬を開発することも可能であると話し、神崎を喜ばせるのだった。
さらに澤田は、その蚊が堀田研究室の蚊と同じであると証明できれば、理事たちも黙らせるここが出きるのだと語るのだった。
三芳の決意
そんな神崎たちは、堀田が処分したと話すサハライエカの採取をするために、なんとか研究室に忍び込む。
それから数日後、そのサハライエカの分析が行われ、展示場付近の蚊と同じDNAであることが判明するのだった。
その報告を受けた神崎は、その夜三芳を料亭に呼び出すと、三芳はそのことについてどう考えているのかと本心を尋ねる。
すると三芳は、先日みのりが語っていた研究者としてあるべき姿についての言葉を聞いて決意が固まったのだと話す。
それは総長である三芳の責任問題にもなるのだと語る神崎だったが、三芳はそれも理解した上で全てを語ることを決意する。
腐っている
翌日の理事会で、三芳は外来種の蚊による被害であること、さらにそれがこの大学から出たことを語ると伝える。
驚く他の理事たちは、なんとか止めようとし、さらに須田もそれでは次世代博がどうなるのかと、現実に目を向けるべきだと語る。
すると三芳は、現実に目を向けたらからこその発表であり、利益を追求するあまり、大学の本来の目的を見失っていることに気がついたと話す。
そしてその利益追求するあまり、理事会が腐りきってしまったのだと熱く語ると、会見へと向かっていくのだった。
その会見で全てを暴露した三芳の動画は瞬く間に拡散され、ついにこの帝都大学は窮地に陥ってしまうのだった。
それから一週間後、彼女に別れを告げられた神崎が落ち込む暇もなく、徹底的な駆除の甲斐もあり、次世代博は無事開催される運びとなる。
それから理事会は刷新されるなか、須田だけは本当に大学を思っているということから、理事として残ることになるのだった。
複雑すぎる状況についていけない神崎であったが、みのりとの交際が始まると、少しだけ気持ちが楽になるのであった。
嫌われることは誰しも嫌なものであり、なんとか自分の位置を維持したいものだと感じています。
それでもそれは、自分を圧し殺し意見を言わないことに繋がってしまい、同調することにその意義を感じてしまうのではないかと思います。
自分の思いを言葉にするというのはとてもエネルギーを使うことですが、時にはその力を使ってもなにかを発信することが必要なんじゃないかと思います。
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帝都大が命運を賭けた次世代科学技術博覧会が開かれようとしていた。その予定地で謎の虫刺され被害が続出し、真(松坂桃李)も指を刺され発熱する。会場近くには吸血昆虫を飼育する足立准教授(嶋田久作)らの研究室があり、帝都大のその研究施設が疑いの目を向けられるが、内部調査で異常はないと報告される。だが、三芳総長(松重豊)は調査結果に疑念を抱いていた。そんな中、澤田教授(池田成志)が真に衝撃の事実を伝える。
<出典>NHK公式
大学の広報となり働き始めた神崎は、次々と起こる事件の火消しや対応に追われ、すっかり疲れきってしまっていた。
そんな神崎は、最近何かの虫に刺されたのか小指の痛みと腫れがどんどんひどくなってしまいタイピングもままならなくなってしまう。
そんな神崎は、みのりに音声を使った文章入力機能を使いメールを作るのだか、それを送ることが出来ずにいた。
その神崎のもとに、後輩のアナウンサーの若林からの依頼で、その虫刺されによる症状を訴える人が増えてきたと連絡があり、昆虫学の専門家の足立准教授への取材依頼が入るのだった。
あまり変な見せ方はして欲しくないと語る神崎だったが、若林は鼻が効くタイプでそのネタに視聴率の匂いを嗅ぎ付けると、面白おかしく演出しながら取材を続けるのだった。
次世代博
神崎も悩まされている虫刺されは、当初とある主婦と女子高生がSNSに上げただけであったが、帝都大学が主宰となる次世代博の記者会見が行われたあと、それが急に多発する。
その次世代博は、国をも巻き込んだ一大イベントであり、虫刺されがこの帝都大学が発端となったとなれば、世間の目だけでなく国からも見限られてしまうと、理事たちはその火消しに躍起になる。
さらに次世代博のメインとして、布川理事がアメリカから呼び寄せた堀田教授が開発しているワクチン蚊が、多くの研究費を受けていることから、次世代博は成功しなければならないのだと語る。
それを危惧した布川は、早々に昆虫が逃げ出した事案などを調べたと話すと、調査の結果問題ないとして、大学はこの件を静観することにしようと語る。
しかし、好々爺として居座っていた総長の三芳だったが、その布川の調査に疑問を感じ始めてしまうのだった。
澤田からの言葉
謎の虫刺されによる腫れが引かずに、さらに熱まで出てきてしまった神崎が早退しようとすると、そこに停職処分が開けた澤田がやってくる。
澤田は「その熱は寝てもなおらない」と脅すと、その原因を知りたければ着いてこいと足立の元へと向かっていく。
小学校からの知り合いである澤田と足立は、この件について独自に調べており、足立は未知なる蚊を発見したと語る。
日本にはいない外来種が在来種と交配したことによる新種の蚊を発見したのだと語ると、その写真をみせながら説明する。
たかが蚊だと思っていた神崎だったが、澤田は、新種の蚊に対する免疫がなければアレルギーを発症し、最悪の場合死に至ると告げられる。
その言葉にビビってしまった神崎は、立ち入り禁止区域で無謀な取材をする学生を見つけ必死に止めさせる。
怪しんだ学生から話を聞かれそうになった神崎だったが、その直後更なる高熱によって倒れてしまうのだった。
検査を受ける
新種の蚊がいるかもしれないと、理事たちの前で報告する神崎だったが、理事たちは次世代博のためになんとか揉み消そうとする。
しかしどうしても不安になった三芳は、神沢にアレルギー検査をするよう指示を出すと、斎藤理事の知り合いの病院に向かう。
するとそこには、同じく虫刺されによる腫れを訴える鬼頭理事の姿があり、2人は不安になりながら検査を受ける。
数日後、2人は陰性であったことを知ると、ひと安心するのだが、そこで鬼頭は堀田研究室から蚊の子供であるボウフラが下水に流れてしまったことを伝える。
突然知らされた大きすぎる真実に、神崎は困惑してしまうのだが、他に虫刺されで来院していた子供を見ると、さらにその不安が増していくのだった。
再検査の結果
それから数日後、神崎の指の腫れや高熱は徐々に回復していくと、取り越し苦労だったと安心する。
しかし神崎の前に、新聞部のユウナが虫刺されにより入院し、その生活が困窮してしまうことを告げられる。
これ以上犠牲を出したくないと感じた神崎は、三芳から「この組織は信じられない」という言葉を思い出し、再検査することを決意する。
数日後、検査結果を聞きにやってきた神崎は、蚊アレルギーが陽性であることを知らされるのだった。
それは新種の蚊に刺されたことを意味し、自分の大学からその蚊がでたこと、そして理事たちが揉み消そうとしていることに気がつくのだった。
すっかり憔悴しきってしまった神崎が、呆然と走る車を眺めていると、そこにみのりからの着信があり、神崎は一気に目を覚ますのであった。
独裁政治が良くないことを分かっていながらも、それをしなくてはならないことも理解している三芳だからこそかなりの葛藤はあるのだと思います。
組織のトップというのは、やはり優しさだけでなく、何かを決断しなければならないという厳しさもどこかで持ち合わせていなければならないんだなと改めて感じさせられました。
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帝都大百周年記念イベントのゲスト・浜田剛志(岡部たかし)の主張が思わぬことからネットで炎上。真(松坂桃李)ら広報課員は連日苦情電話の対応に追われる。爆破予告を機に須田理事(國村隼)たちはイベントの中止を、三芳総長(松重豊)に進言するが、浜田が外国特派員協会の記者会見で「言論の自由」を盾に大学への批判を表明したため、帝都大の立場を説明するべく、三芳も会見することになる。真は想定問答集の作成に燃える。
<出典>NHK公式
みのりが人生を賭けて、人気教授の不正を公表したことで、大学を去ることになってしまうのだった。
このことでなんとか火消しに奔走していた神崎だったが、そんなみのりの姿に感動すると、自分も変わらなければならないと決意する。
しかしそれでも、学生たち主体で開かれた講演会の説明をする神崎は、自分の言葉に意味がないことに落ち込むなど、少なからず変わろうとしていた。
そんな講演会の第一回目は大成功を納めており、打ち上げが賑やかに開かれていると、そんな中SNSで炎上する事態が発生してしまう。
その炎上騒ぎとは、とある韓国人タレントがSNSに上げた写真が、たまたま日本をディスるようなように切り取られてしまう。
大学では、たまたまその写真に写ってしまった、二回目の講演会の講師にも飛び火してしまい、大学には苦情の連絡が連日入ってきてしまうのだった。
爆破予告
対応に追われる広報部だったが、そこでついに爆破予告が送られてくると、なんとか中止させようと奮闘する。
しかしその犯人は無職の老人であり、すぐにその犯人は逮捕されるのだが、石田はこの講演会を中止にすべきだと意気込むのだった。
反発する学生や室田と揉める石田だったが、すでに理事会では中止が決定しており、学生たちはその講師である浜田と揉めてしまう。
しかし、美人学生のユウナを謝らせることでそのピンチを神崎がその場を丸め込めることに成功するのだった。
しかしそんな浜田は、これは大学が弁論の自由を奪うものであるのだと、テレビを通して訴えるのであった。
そんな浜田の主張は、日本のみならず海外の記者からも強い反響を受けてしまい、総長である三芳なそこに出向くことになってしまうのだった。
使命に燃える神崎
弱気な三芳だったが、恩師である三芳は人柄もよく、実にお世話になった人であることから、その三芳を守ろうと必死に想定問答を作るのだった。
その想定問答をより良いものにするために、室田を初め学生も集めその中身を討論しようとするのだった。
学生や室田は、その中身の無さすぎる想定問答は馬鹿げていると反論するが、石田は会見はあくまで大学の体裁を守るためなのだと語るのだった。
そんな意見を交換し合う人たちを見ていた神崎は、変わろうと決意した証として、その中身のない会見の理由があくまで好感度維持のためなのだと語る。
その言葉を理事会でも伝えると、思いの外受けてしまい、神崎は動揺するのだが、三芳はなぜか寂しそうな表情をするのだった。
大学の意味
三芳の表情を見て不安になる神崎は、会議室に戻ってくると、居眠りをしている水田を起こすのだった。
大学が人気を落とせば国の研究機関に成り下がってしまうことの危うさを尋ねると、水田はめんどくさそうに珈琲をいれながら語り初める。
大学で研究されていることは、どこで誰の役に立つか誰も予測不可能であり、自由に研究することが大切なのだと語るのだった。
さらに水田は、三芳は顔だけでなく、内に秘めた闘争心があるのだと語ると、神崎はそんな三芳の新しい一面を知るのだった。
それを聞いた神崎は、本当は三芳が何かを思っており、何かを語りたいのではないかと感じてしまうのだった。
記者会見
その翌日、記者会見前の三芳を訪ねた神崎は、必死に自分の意見を言うべきではないかと言葉をかけるのだった。
しかし三芳は、そんなに簡単なことなのではないのだと、語ると記者会見場へと向かっていくのであった。
それを講義室で会見を見ようとしていた学生たちもまた、謝るばかりで面白くなるはずないと期待しないの様子をみせるのだった。
想定問答通りに続ける三芳に、会見場もうんざりとした表情を浮かべながら退屈そうにそれを聞いているのだった。
そんなくだらない会見も最後の質問になると、ある人物から本当の気持ちを聞かせてほしいと告げられのであった。
するとその言葉に影響された三芳は、英語で語り始めると、浜田の講演を予定通り行うと語ると、学生たちも記者会見場もその話に盛り上がるのだった。
三芳の懸念とは
厳戒態勢が敷かれる中、浜田の講演が行われることになり、会場は話題性もあってか大にぎわいをみせているのだった。
これで三芳の好感度も落ちずに済んだとほっとする神崎だったが、准教授の三谷は、三芳は独裁的な方法を取りたくなかったのではないかと語る。
独裁的な権利を行使すれば、次期総長もまたそれをよしとし、国からの依頼を受け、独裁的な経営をするかもしれないと懸念していたのではないかと語るのだった。
それを聞いていた神崎や室田は、そこまで考えがまわっていなかった己の浅はかさに気づかされるのだった。
しかしそれでも無事講演会は終了すると、三芳はホッとしたようで、神崎とお祝いの酒を酌み交わすのであった。
神崎の取った方法は、リスクマネジメントとしては大正解だと思いますし、誰かに何かを伝えるという学生の気持ちも十分に理解でき、どっちが正しいのかという正解はないのかもしれません。
自分が置かれている立場や環境によって、正義の意味は変わってくることを考えると、この3話はとても深い回だったと感じました。
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真(松坂桃李)の説得が失敗し、元カノで非正規研究者のみのり(鈴木杏)は、岸谷教授(辰巳琢郎)の論文不正を世間に告発。大学当局は本調査に乗り出すことを余儀なくされる。だが、理事の須田(國村隼)らから過小報告のプレッシャーを受けた調査委員・上田教授(国広富之)が倒れてしまい、みのりもなぜか調査への協力を拒み始める。そんな中、大学で一、二を争う変人・澤田教授(池田成志)が調査委員を継ぎ、真を訪ねてくる。
<出典>NHK公式
アナウンサーを辞め、恩師からの誘いで大学の広報に転職した神崎は、そこで大学内のスター教授である岸谷がデータ改ざんをしているという内部告発の火消し役を頼まれてしまう。
さらにその内部告発をしたのが、学生時代自分に惚れていたみのりだと知った神崎は、なんとか丸め込めると意気込む。
しかしみのりが実名で公表したことにより、大学側も本腰をいれての調査を余儀なくされる。
最初は同じ分野の研究をする上田が調査委員長に任命されるが、その多忙さから体調を崩し倒れてしまうのだった。
次の調査委員長を探す大学側だったが、どの教授も引き受けようとはせず、最終的に学内でも一二を争う変人教授の澤田がその役を担うことになるのだった。
不安が的中する
変わり者の澤田は、みのりと親交のあった神崎の元を訪れると、どうしても連絡を取りたいのだと要求してくる。
火消し役である自分がみのりと澤田を引き合わせていいのかと悩む神崎だったが、澤田一人を向かわせることに不安を感じると、連れ添ってみのりが働く実家のスナックにやってくるのだった。
そこでみのりは、岸谷から明らかなデータ改ざんを命じられていたことを伝えると、そんなみのりに一目惚れした岸谷は、その証拠となるメールを写真に納める。
これ以上の混乱は招きたくないと、その写真をばらまかないようにと釘を刺す神崎だったが、澤田は心配ないと語り、神崎はさらに不安を募らせるのだった。
そしてその不安は的中してしまい、澤田によってその情報が学生新聞に記載され多くの目にさらされてしまうのだった。
責任は神崎に
これ以上失態すれば、自分の好感度が下がってしまうと懸念した神崎は、三芳に相談しようとする。
しかし逃げ回る三芳を捕まえることができずに、その重苦しいプレッシャーに押し潰されてしまいそうになるのだった。
そんな神崎は、学生新聞を目にした理事たちに呼ばれると、そこで澤田が無茶をしないように見張っておくようにと伝えられる。
困惑する神崎だったが、なぜだかみのりを気に入った澤田は、一人で会いに行くと語りだすと、なんとかそれを引き留めるのだった。
その日の夜、一人でみのりの働くスナックへとやってきた神崎は、そこで澤田が来ても何も話さないようにお願いに行くのだった。
間に入りなんとか取り持とうとしていた神崎を不憫に思ったみのりは、お酒を飲んでいくように勧めると、告発した理由をそこで語る。
神崎は、そんな強い意思を持ったみのりに感心していると、少し大きな地震にみまわれ驚いてしまうのだった。
弾圧と反発
翌朝、昨夜の地震により銅像が壊れてしまったことに気がついた理事の鬼頭は、これを機会にと、新聞部が使用している建物も危険だとしてその活動の停止を伝える。
それを知った新聞部の学生たちは、これはチャンスだとして、学内で大学側の批判を始めるのだった。
その声は、正論で反発してくる室田の耳にも届くと、会議ではいつものように大学側の批判をするのだった。
いつも通りの展開に、石田もうんざりしていたのだが、今回ばかりは他の教授の賛同もあり大学側が謝罪することになるのだった。
自分の預かり知らぬところで進んでいくことに、少し安心感を覚える神崎だったが、その夜澤田や室田たちも参加する決起集会がみのりの店で行われることを知り、神崎は慌ててしまうのだった。
神崎のお手柄
みのりの店にやってきた神崎は、すでに大学側への愚痴をこぼす室田を中心に大きな盛り上りを見せていることに気がつく。
みのりの手助けにより、裏口からそっとその様子を見ていた神崎は、どうするのが自分の好感度に関して最善なのかを考えていた。
するのみのりから室田を止めることで、大学側にもアピールできるのではないかと言われ、盛り上がる室田を止めにはいるのだった。
神崎が来たことに興奮する学生たちは、暴れる室田を止める様子を、スマホやカメラを使い撮影し始めるのだった。
お酒もまわった澤田は、つい調査の内容を話そうとしてしまい、さすがにまずいと感じた室田もそこに加勢するのだった。
しかしすっかり酔っ払った澤田は、神崎を突き放すと、そのまま見事な延髄蹴りを見せ神崎を失神させてしまうのだった。
良心の呵責にによってその撮影したものを消した学生たちだったが、そこにたまたま居合わせた週刊誌の記者によってそれが報道されてしまう。
翌日、ついにクビになってしまうと落ち込む神崎だったが、そこで三芳から呼ばれ、その行動が問題となり澤田の定職が決定したと喜ばれてしまい、神崎はお咎め成しとしてホッと肩を撫で下ろすのであった。
思ったこと、考えたことをすぐに世界に発信できるSNSですが、裏を返せば考える暇がなく、口走ってしまったということが多発してしまうんじゃないかと思います。
自分を守るためにしゃべらないことも大切なんだとかんじさせられました。
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イケメンアナウンサー・真(松坂桃李)は当たり障りのない発言だけを心掛けて来たが人気が低迷。恩師・三芳(松重豊)の誘いで大学の広報マンに転身する。石田(渡辺いっけい)率いる広報課に着任早々、須田(國村隼)、鬼頭(岩松了)ら理事たちに呼び出された真は、スター教授・岸谷(辰巳琢郎)の論文不正を告発した非正規研究者・みのり(鈴木杏)に接触するよう命じられる。彼女は大学でほんの一時期付き合った元カノだった。
<出典>NHK公式
帝都大学の理事室では、アナウンサーの神崎真のリポートの様子が流されており、総長の三芳修の秘書の安藤は、その核心をつかない神崎のリポートにうんざりしていた。
しかしそれを見ていた理事たちは、彼ならばと大学の広報部に引き入れることを決定するのだった。
その神崎は、イケメンでありながらも重鎮と呼ばれるには程遠い技術と、若手にイケメン枠を奪われ始めたことに転職の機会をうかがっていた。
そんな神崎に、恩師である三芳が総長になったこと、さらには自分を広報に引き抜くと話を聞かされたことに、自分の悩みも重なって即決でその話をうけるのだった。
こうして神崎は、帝都大学の広報担当として、少子化などに伴い困窮する大学の人気を取り戻す役割を担うことになるのだった。
大学運営の闇
早速広報部へやってきた神崎は、着任早々、広報課長の石田とともに、学費値上げの承認を得るべく、教授会へとやってくる。
石田はそもそも教授たちは、こんな会議に興味はないのだと語るのだが、毎度正論を語る室田教授の対処には手を焼いていると話す。
案の定、室田の正論を聞かせられた石田だったが、心を無にしてその話を受け流すと、なんとかその値上げ説明の承諾を得るのだった。
そんなある日、学食で食事を取っていた神崎のところに、学生時代の後輩である三谷がやってくる。
再会を懐かしむ2人だったが、そんな時間も束の間、神崎は鬼頭理事から呼び出され、理事たちのランチ会へと向かっていくのだった。
内部告発
理事へと緊張しながらやってきた神崎は、慌ただしく部屋を出る三芳とすれ違うと「あとはよろしく」と言われ、その言葉にひっかかりを覚える。
すると理事たちを前に座らされた神崎は、そこで”木嶋みのり”という女性を知っているか?と尋ねられ、神崎は必死に記憶を辿る。
三芳がみのりが神崎の元カノであると言われたと話す理事たちに合わせ、神崎は数ヶ月付き合っていたはずだと曖昧に答える。
それを聞いた理事たちは安堵の表情を浮かべると、この大学のスター教授であり、ノーベル賞受賞間近だと噂される岸谷がデータ改竄しているという内部告発があったことを告げる。
さらにその内部告発をしたのが、岸谷の研究室で非正規で働く木嶋みのりなのだと語ると、神崎になんとかして欲しいと依頼するのだった。
広報部へ帰ってきた神崎は、朝リアリストで、国や財界とも太いパイプを持つ須田理事から依頼されたと話すと、石田はそれがかなり重要案件であることを伝えるのだった。
大きくなる火種
昔の写真を見たり、三谷からみのりの情報を得ようとする神崎だったが、やはり記憶が全くなく、どうすべきか困惑する。
しかし、持ち前のイケメンと爽やかさを駆使してみのりに近づくと、なんとか次の食事の予定をこぎ着けるのだった。
しかし翌日、岸谷の不正が学内新聞で大きく報じられると、差し止めようと新聞部へと向かっていくのだった。
しかしすでにネット流してしまったと話す学生たちは、言論の自由をは誰にも侵害されることはないのだと言われ納得してしまうのだった。
その情報を聞き付けたマスコミたちは、岸谷から話を聞き出そうと大学へやってくると、神崎と石田はその対応に終われるのだった。
神崎の土下座
すっかり疲弊していた神崎だったが、みのりから連絡があり、その対応にますます頭を悩ませてしまうのだった。
すると三芳から呼び出された神崎は、時期准教授のポストをみのりに与える代わりに、今回こそ火消しをして欲しいと頼まれる。
交換条件があれば交渉しやすいと踏んだ神崎は、三谷からみのりが神崎に惚れていたのだと聞きさらに追い風を感じる。
みのりをレストランに呼び出しなんとか説得しようとするも、それに勘づいたみのりは、見くびるなと怒りだし帰ってしまうのだった。
必死に後を追っていくも、止まる様子のないみのりを引き留めるために、神崎は土下座をして謝罪するのであった。
すると立ち止まったみのりは、本来研究とはお金のためではなく、よりよい人生を歩むためのものなのだと、正論をぶつけ帰っていくのだった。
翌日、自分の落ち度ではないことを証明するために、その時のやり取りを録音していた神崎は、それを三芳に聞かせるのだった。
するとそのみのりの言葉に涙を流して感動した三芳は、大学の定例報告会で、岸谷の不正を調査することを決定するのだった。
世の中が単純であって欲しいと願う気持ちとは反対に、世の中の複雑さを改めて痛感させられる神崎なのであった。
さらにみのりが内部告発をしたデータ改竄の話題を揉み消そうとする理事たちなど、かなり切り込まれた内容だと思いました。
好感度を下げないという巧みな技術の神崎が、これからどうなっていくのか楽しみにしたいと思います。
今ここにある危機とぼくの好感度についての内容
主人公は大学の広報マン。次々に巻き起こる不祥事に振り回され、その場しのぎで逃げ切ろうとして追い込まれていく。その姿をブラックな笑いとともに描きながら、現代社会が抱える矛盾と、そこに生きる人々の悲哀に迫る。
<出典>NHK公式
<出演者>
松坂桃李
鈴木杏
渡辺いっけい
高橋和也
池田成志
温水洋一
斉木しげる
安藤玉恵
岩井勇気
坂東龍汰
吉川愛
若林拓也
坂西良太
國村隼
古舘寛治
岩松了
松重豊
今ここにある危機とぼくの好感度についての感想
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