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ひきこもっていた陽平(佐藤二朗)は、不登校クラスの生徒たちの励ましで学校に復帰する。陽平は梅谷中学校を本当のことが言える学校に変えようと奮闘するが、いじめが発覚することを恐れる榊校長(高橋克典)は陽平に圧力をかける。卒業式が近づき、不登校クラスの生徒たちは、不登校クラス独自の卒業式をやりたいと祥子(佐久間由衣)に訴える。その矢先に、コロナの影響で全国一斉休校の要請があり、校長は決断を迫られる。
<出典>NHK公式
生徒たちのために学校へと戻ってきた上嶋は、職員室に向かうと無断欠勤をしてしまったことを謝るのだった。
さらにそこで、先日の教育委員会からの聞き取り調査で「いじめはない」と嘘を付いてしまったことにすごく心を痛めているのだと語るのだった。
この学校には確かにいじめがあると語る上嶋だったが、次期教育長を狙い市長からの信頼も厚い榊に、逆らう教師はだれもいなかった。
榊は他の教師たちに「いじめがあると思う人は挙手するように」と語るが、誰も手を上げず上嶋は孤立してしまう。
らちが開かないと感じた上嶋は、1人教育委員会に向かいいじめの実態を話そうとするのだが、誰にも取り合ってもらえず失意のまま帰ってくるのだった。
味方になります
1人で教育委員会に向かったと聞いた藍子は、教育委員会はあくまでお役所仕事で、卒業間近の忙しい次期に対応はしてくれないだろうと話す。
さらに藍子は、先日の職員室でのことや今回のことで上嶋に「無理をしないように」と語ると、上嶋は味方がいるから大丈夫だと語る。
すると何かに気がついた上嶋は”味方になります”とお手製の看板を作り、それを身につけ校門の前で生徒たちに声をかけるのだった。
「味方になります」と大声を出す上嶋に物珍しい視線を向ける生徒たちの中、STEPルームの生徒たちはそんな上嶋のことを優しく見守る。
一方、その行動を職員室から見ていた教師たちは、周囲や保護者の目があることから、すぐに辞めさせるよう指示を出すのだった。
卒業式
上嶋が次の一歩を歩き出そうとしている中、学校では卒業式の時期ということもあり、STEPルームの生徒たちのことが議題にあがる。
そこでSTEPルームの生徒たちは、原則それぞれのクラスで卒業式を受けることということが決定され、その対応に生徒たちは表情を曇らせる。
そんな暗いか顔の生徒たちを見ていたSTEPルームの担任の祥子は、ここでやれるように校長に依頼してみると語り、生徒を喜ばせるのだった。
するとSTEPルームで卒業を迎えることになった奈々は、遠足や旅行など行ったことがないと話すと、卒業式後遊園地に行こうと声をかける。
その言葉に、他の生徒たちも賛同すると、卒業遠足が決定し、生徒たちは笑顔を見せるのであった。
校長の考え
STEPルームでの卒業式を依頼する祥子だったが、榊は市長や来賓も大勢来ることから、それは認められないと語るのだった。
さらに予行演習で榊は、まるで上嶋のことを悪く言うような演説をすると、それを見ていた奈々たちは不快感を露にするのだった。
そんなSTEPルームに、長嶺に連れられた依田がやってくると、そこで生徒たちに「全うな仕事につくように」と語りかける。
しかしそれを暇そうに聞いていた榊に目を向けた依田は「見下しているのか?」と大声をあげると「お前なんかよりは自由なんだ」と悔しそうに語るのだった。
その頃藍子は、室長の順子に榊の本当の姿を知ってほしいと、会議の会話の録音を手渡すのだった。
それを聞いた順子は、数日後榊を呼び出すと、先日の上嶋との職員会議の圧力的な態度の音声を聞かせるのだった。
慌てて止めようとする榊だったが、順子はそれをすぐに仕舞うと「このことは市長に直接話しておく」と伝えるのだった。
新型コロナ
藍子の行動によって教育長の話がなくなった榊は、再度卒業式のことを直談判にやってきた祥子を見て、脱力しながらそれを許可する。
そのことをSTEPルームに戻り生徒たちに伝えると、奈々たちは大喜びで初めての卒業式を楽しみにする。
すると口を開いた上嶋は「ここでの卒業式もいいが、ずっと逃げているわけにもいかない」と話すと、生徒たちは少しだけ皆との卒業式に参加することを決意するのだった。
しかしそんな決意もむなしく、新型コロナの影響により、学校の一時閉鎖が決定すると、卒業式がなくなってしまったことに奈々たちは落胆するのだった。
言葉を掛けてもらおうと上嶋を見つめる生徒たちだったが、上嶋は何も語らずにいるのだった。
できる、できる、できる
学校が閉鎖されてしまい、泣く泣く卒業式が中止されてしまったが、奈々たちは卒業遠足をしようと、遊園地にやってくる。
しかしこの状況下で遊園地はやっておらず、そのまま学校に戻っていくと、学校もまた校門がしまっていることに気がつく。
すると卒業証書を持ってきていた伊藤は、簡易的な卒業式をしてほしいと祥子に頼むと、奈々たちも祥子から卒業証書を手渡されるのだった。
その様子に気がついた教師たちが止めにやってくるが、今まで学校嫌いだった生徒たちは「学校が楽しくなってきたところなのに」と語る。
するとこれまで黙っていた上嶋はが口を開くと、自分はこれまでだめだと諦めてきたことが多くあるのだと語る。
それでも生徒たちの勇気や頑張りを見て諦めなくていいこともあるの学んだと話すと「できる」という大人の声が必要なのだと語る。
その言葉に心を動かされた榊は、校門の鍵を開けると、生徒たちを中にいれ、そこで校庭に寝転がり広い空を見上げるのだった。
それでも全部が全部「無理、できない」と突き放してしまうと、中学生などの多感な時期の子供達からは反発さらてしまうのだなと感じました。
上嶋が最後に語った「できる」と語る大人がいること、そういった大人になれるようにしないとなと感じさせられる作品でした。
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同級生にいじめられて登校するのが辛くなった生徒に陽平(佐藤二朗)が言った「無理して学校に来なくていい」という言葉が波紋を呼び、学校を休む生徒が続出。いじめゼロ、不登校ゼロを方針に掲げる榊校長(高橋克典)は、教育委員会の聞き取り調査を受ける陽平に「この学校にはいじめがない」と証言するように迫る。生徒の将来のためと説得された陽平は、教育委員会にうそをついてしまい、それを苦に再び家にひきこもってしまう。
<出典>NHK公式
いじめを受ける生徒を見かけた上嶋は、その生徒に近寄ると思わず「学校なんか来なくていい」と言葉が出てしまう。
それを聞いていた周囲の生徒たちは、その言葉に便乗するように長期で学校にこなくなってしまうのだった。
しかし校長の榊は「いじめ、不登校0」を掲げており、その実績をもって教育庁への異動を狙っており、不登校が増えてしまっていることを懸念していた。
担任の教師たちは、早急に対処するようにと指示を出されるも、ソーシャルワーカーの藍子のもとには「学校に来た生徒を大切にしたい」と話すなど、なんとか関わらないようにとするのだった。
その頃、STEPルームにいた上嶋は、奈々たち生徒たちにその事を聞かれ、その時は本心だったと語るのだった。
さらにそこで上嶋は、自分がひきこもりになり、娘の結を傷つけてしまったのだと語ると、それに呼応するように生徒たちもまた同じ気持ちだったと語り出すのだった。
会う資格がない
ソーシャルワーカーとして梅谷中にやってきていた藍子は、榊と担任の間にある溝になんとか対処しようとするのだが、その溝があまりに深いことにため息を漏らしてしまう。
すると上司である順子から「文科省のガイドラインでは、学校に必ず来なければならないとは明記されていない」と告げられ、もう少し気楽にするようにとアドバイスされる。
順子からそうは言われたものの、どうしても納得いかない藍子は、上嶋がやっているヤキトリ店へとやってくる。
お酒を飲みながらそのことを愚痴っていると、そんな自分の愚痴を何も言わずじっと話を聞いている上嶋に、少しだけ癒されるのであった。
上機嫌で出てきた藍子は、店先に立っている1人の少女を発見すると、そこに忘れ物を届けに来た上嶋がやってくる。
上嶋は、その少女が結であると気がつくと、咄嗟に目をそらせてしまい、そんな上嶋の態度を見た結はすぐに帰ってしまうのだった。
すぐに追いかけるべきだと藍子から言われた上嶋だったが「会う資格がない」と辛そうな表情で語るのだった。
倒れる依田
その頃、奥山から次の標的とされてしまった山田弘志は、毎日ように執拗ないじめを受け初めてしまうのだった。
あからさまないじめがあるにも関わらず、他の生徒たちは見て見ぬふりをしており、
そこに藍子がたまたまやってくる。
バケツの水をかけられびしょ濡れになった山田を心配した藍子だったが、山田はついに限界を感じたのか「この学校は気持ちが悪い。もう転校する」と告げられてしまう。
そんな山田の様子に困惑する藍子を、上嶋は少し悲しそうな表情で見つめるのであった。
一方、ひきこもり仲間だった依田は、上嶋が非常勤であるが働き初めたことに焦りを感じ、長嶺に仕事を探して欲しいと依頼してくる。
話を聞こうとした長嶺だったが、その直後依田が腹痛を訴えて倒れてしまい、そのまま緊急搬送されるのだった。
逆戻り
いじめはないと話す榊は、教育委員会からの聞き取り調査があると聞くと、上嶋を校長室に呼び出す。
そこで「命令されていたとはいえ、いじめ加害者であった生徒の未来は困難なものになる」と言われてしまう。
生徒たちを大切に思い始めていた上嶋は、順子からの聞き取り調査で「この学校にいじめない」と嘘をついてしまう。
上嶋はようやく結に会う機会を取り付けていたのだが、嘘をついてしまったショックを乗り切ることができず、またしても結を傷つけてしまうのだった。
嘘をついたこと、結を傷つけてしまったことのショックから、上嶋はまたしても部屋にひきこもり荒れてしまうのだった。
3日もひきこもってしまった上嶋は、依田にテレビ電話をかけるのだが、黙ったままの依田は悔しそうにパソコンを閉じてしまうのだった。
生徒たちの気持ち
一方、上嶋が学校にこなくなったことで、奈々たちはその理由を祥子に尋ねるが、ハッキリしない解答に不信感を募らせる。
問い詰めても話そうとはしない祥子を見た奈々たちは、学校に行けなくなった時の話を語り出す。
その気持ちを理解しない大人は、教師だろうが親だろうがいらないと叫び、祥子にショックを与えるのであった。
その頃依田からも拒否られてしまったとショックを受けている上嶋のもとに、依田がやってくる。
そこで依田は、自分が先日余命宣告されたことを告げると「上嶋にはまだ時間がある」と語りかけるのだった。
生徒たちのために
その翌日、以前祥子に「学校が気持ち悪い」と相談してきた生徒がSTEPルームにやってくる。
そこでいじめを目にしても平然としている他の生徒たちに嫌悪感が出てきてしまったと語られると、祥子はその生徒を優しく抱きしめるのだった。
そして祥子は、来なくなってしまったSTEPルームの生徒たちに連絡をし、上嶋のことを正直に伝える。
すると生徒たちは、今度は自分たちが上嶋を元気付ける番だと、上嶋の家の前で「ありがとう」と叫ぶのだった。
その声を聞いた上嶋は、翌日学校に向かっていくと、声をかけてきた榊に「生徒たちが安心して来るためにも逃げない」と語るのだった。
それでも、奈々をはじめとするSTEPルームの生徒たちからの言葉で踏み出す勇気を持った上嶋は本当にかっこよかったです。
その勇気をぜひ結にも向けてもらいたいですし、次回の最終回にはすっきり終ってほしいですね。
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元ひきこもりの陽平(佐藤二朗)が中学校の不登校クラスの先生になったことが話題になり新聞でも紹介される。まだ学校に慣れない陽平は、ひきこもり仲間の依田(玉置玲央)に叱咤(しった)激励される日々。そんな中学校の花壇が何者かに荒らされる。それは生き物係の和斗をいじめているグループの仕業だった。陽平は和斗を守ろうと不登校クラスに誘うが和斗はかつて同じクラスだった奈々と目が合った途端、教室を飛び出してしまう
<出典>NHK公式
校長の榊は、11年ひきこもりだった陽平を非常勤講師として採用したことを新聞に載せた。
これは、対外的に不登校ゼロ、いじめゼロの一環だというが、実際は、個人的な実績作りのためではないかという憶測が飛び交っていた。
一方、陽平の受け持つ特別学級に、奈々が来てくれた。だが、奈々は、生き物係の和斗を見ると、怯えたような態度を見せている。
そんな和斗は、担任からいつも花壇にいると、社交性に問題があるのでは? などと注意を受ける。
和斗がいつも花壇にいるのには、ワケがあった。それは、クラスの、ある男子グループの標的になっていたのだった。
そのことを陽平は、気づき始めていた。そして、そのことを奈々も遠くから見ていたのだった。
未だにひきこもり生活を抜け出せない依田。依田は、自分とは違い、社会に出た陽平を羨む一方で、あるコンビニで働く、女性留学生に恋をしていた。
一方、陽平の一人娘のゆいは、陽平のことが記事になり、父親である陽平のことが気になっていた。
ゆいは、陽平の代わりに、陽平の母・美津子とは、連絡を取り合っていたのだった。
そして、季節は実りの秋を迎えていた。そのころになると、やっと生活の見通しがついたのか、あの、走ることが得意な征二が学校に登校してきた。
明日は我が身
そんなある日、ちはるの母親がすごい剣幕で教室にやってくる。ちはるを普通学級に戻せというのだ。
ちはるの母親は、自分の世間体だけを気にして、ちはるがなぜあのクラスにいるのかも、知らないでいた。
ちはるは、小学校まではピアノを習っていた。ちはるは、ピアノが好きだった。なぜなら、一人でいても寂しくなかったから。
だが、中学に入ると、母親が才能がないからといって、辞めさせられた。
その後、ケータイも取り上げられ、そのタイミングでクラスのグループから浮いてしまったのだという。
そんなことは、ちはるの母親は、夢にも考えていなかったので、彼女は、直接校長に苦言を申し入れてしまうのだった。
一方、今では、標的になっている和斗だったが、約1年前、奈々をいじめていたのは、何を隠そう、和斗に他ならなかった。
もちろん、楽しくも何ともなかったし、できることならやりたくなかったが、やらなければ自分がやられてしまう状況だった。
これをきっかけに、奈々は校門を入ろうとすると、吐き気を催し、起きることができなくなったという。
子供たちが全員が聖人君子でないかぎり、そのまえに、大人たちがそうならないといけない。
そんなものは机上の空論だった。だが、何かできることがあるはず、陽平にはそう思えて仕方がなかった。
青空教室陽平バージョン
翌日、陽平は、自分の店から炊飯器やら、米やら、海苔やらを持参して、教室で勉強せずにみんなでおむすびを作り始めた。
みんなは初めての体験で、笑顔がはじけていた。おむすびが出来上がると、屋上に上がって、青空の下でみんなでそれを頬張った。
おいしくて、自然とみんなに笑いあって、コミュ力の乏しいはずの生徒たちが和気あいあいとしている。
それを目の当たりにした深野。そう、深野も、この学校で苦しんでいる一人だった。深野は、自分の無力さに涙を流して、おむすびを頬張っていた。
そんなとき、和斗への攻撃はエスカレートしていく。その惨状を見て、やむなく陽平は、和斗を教室へ連れてきた。
すると、当然、奈々が拒否反応を起こした。しかしここで、奈々を深野が諭す。今の和斗は、奈々と同じで教室にいられないのだと。
奈々は、和斗を憎んでいた。だが、それ以上に、今の和斗の苦しみを痛いほどにわかる。
奈々は、和斗を過去の記憶は消えないが、目の前で苦しんでいる和斗を見捨てることができなかった。
このことが、明るみにはなったが、榊は、その事実があったことを認めようとはしなかったのだった。
今回のエピソードは、「いじめの法則」というタイトルがついていた。ケースは、様々だろうが、ちはるは、母にケータイを取り上げられたばかりに、結果いじめにあってしまう。
だが、これを親に泣きついて、相談したところで何も解決しない。
また、奈々は、自分の出生の事情を周囲にいじられ始め、それを実行していたのが、和斗だった。
そして、教室から奈々がいなくなった今、和斗は攻撃の的となって、もはや教室には居場所がない。
キレイごとかもしれないが、今彼らに必要なのは、笑うことではないだろうか。
それを肌で感じて、実践して見せた陽平の判断は、教師としては失格かもしれないが、人間としては正しいことをしたのだと思う。
中学生と言えば、思春期真っただ中で、感受性も豊かである反面、ガラスのように傷つきやすい。
それが、一人の陽平という、大人の存在で不幸な子供たちが救われているかと思うと、実に、見終わって、清々しい気持ちになる。
そうは言っても、物語は良いことばかりでもないようで、次回も問題は、山積している。
もうこうなると、見守るというより、陽平を応援するような気持ちになって見ている自分がいるのに驚いてしまう。
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上嶋陽平(佐藤二朗)が中学校に通い始めた初日、不登校生徒の坂本征二がおにぎりを万引きしたという連絡が学校に入る。征二は無職の父・征一(村上淳)と二人暮らしで、深刻な貧困状態にあった。スクールソーシャルワーカーの藍子(鈴木保奈美)は生活保護の申請を勧めるが、征一は頑として受け付けず、別居中の母・ユキ(内山理名)も家に戻る素振りはない。陽平は、希望を失いかけている征二を連れて、ユキの職場を訪ねていく。
<出典>NHK公式
上嶋陽平は、中学校の先生をすることになった。担当するのは、学校に来れない生徒たちを集めた特別学級である。
着任早々、近くの川藤署から連絡がある。そのクラスの生徒・坂本征二が店のものを盗んだというのだ。
急いで、陽平と担任の深野、そして、磯崎は、征二が保護されている川藤署を訪れた。
征二は、握り飯を盗んで逃げようとしたらしい。
捕まっても、征二は、学校のことは明かしても、それ以外は頑として口を開かなかったという。陽平らは、征二に食事を与えた。
だが、真っ先に征二は、半分だけ持ち帰るというのだった。
征二の家には、ごみが散乱していて足の踏み場もないほどだった。征二の父・征一は、持ち帰ったものを余計なお世話だと突き返す。
こんな状況では、征二が学校に来るなんて到底できなかった。国の援助を受けようにも、出ていった母親・ユキが就労しているので、受け付けてもらえない。
このままでは、征二は親元から離れることになってしまう。磯崎が、そう言ってみるが、征一は聞く耳を持たない。
征一は、不運にも事故に遭いその後遺症が原因で、それから征二の生活が一変したのだという。
征一の事故に遭う前は、征二も部活動に励む姿をよく見かけたらしい。
陽平のやり方
磯崎が働こうとしない征一に、征二のために離婚をして国の援助を受けるか、働くか、どちらか選ぶ必要があると、選択を迫る。
すると、鬱症状の発作が出て、頭を抱えて苦しみだす征一。それを見て征二は、征一をいじめるな、と言って磯崎を追い返すのだった。
そんな話を聞き、陽平は、二人分の弁当を作り、征二のもとを訪れる。
陽平は、ずっと気になっていた。万引きした握り飯の具がすべて違っていたことが。
それは、征二が好きなものと、征一の好きなものがそれぞれにあったからだった。
陽平は、これを聞いて、自分も父親だが、我が子の好きなものも分からない、そう言うのだった。
一方、磯崎は、ユキに会って、掛け合ってみる。家に戻るか、離婚をするか、征二のためにどちらかにしてほしいと。
しかし、ユキには、分かってしまった。磯崎が独身だということを。
磯崎の言葉には、ただキレイごとを並べるだけで、母親としての説得力に欠けていたのだった。
磯崎も、子供を持ちたかったが、できなかったのだ。陽平は、この磯崎の言動に感化され、ある行動に出る。
また、弁当をもって征二の家を訪れると、征一に向かって、土下座をして、絶対に征二と離さないよう、懇願するのだった。
動き出した日常
ユキは、いつも同じ具材だったが、毎日征一と征二に弁当を作ってくれた。
学校では、からかわれたりもしたけど、それでも、その弁当が征二にとって最高だった。
征二は、陽平に付き添ってもらい、母親の好きな花をユキに渡しに行った。
ユキは、征二が金をせびりに来たと思い、突き放すが、征二が差し出したその花だけは、受け取らずにはいられなかった。
征二は、何よりも走ることが得意だった。そこで、陽平は、征二に新しい靴をプレゼントした。
すると、何と征二は、学校へやってきた。教室には入らなかったが、学校を出て学校周辺を回って、また学校までの間を陽平も伴走した。
陽平は、征二には到底及ばなかったが、それでも陽平も諦めなかった。
そのことを知った、征一とユキの日常も、少しずつだが動き出していた。
陽平は、先に学校で待っていた征二と喜びを分かち合った。走ること、生きていることをともに讃えあったのだった。
着任早々から、かなり重い問題を抱えた征二を、陽平の奮闘により、とりあえず登校させることができた。
奈々に関しては、父親がいなかった。しかし、両親がいるからと言って、決してそれで十分とは言えない場合もある。
征二は、事故の後遺症から、征一が働く意欲を失くし、母は別居中という、いわゆる家庭崩壊の危機に瀕していた。
だが、この問題は、大人たちが考えるほど、単純ではなかった。
働けない、離婚できないということなら、法律上、児童相談所が親元から保護することになるが、そんな貧困のなかにあっても、当の征二は、征一の元を離れようとしないのだ。
なぜなら、血を分けた実の父親だから。こうなったときに、陽平の過去の辛いけれど、ひきこもりの時に経験したものが、図らずも説得力をもって少なからず、征一の心に響いた言葉となったのだろう。
役割としては、特に教科を教えるのでも教職免許を持っているわけでもない。
位置的には、どちらかというと、磯崎の助手的なポジションになりそうだが、征二を学校に登校させるという、目に見える結果は、早くも出してしまった。
とは言え、あくまで陽平は、非常勤だし、校長の榊は、善人か悪人か、というところは、今ひとつ分からない。
いずれにしても、陽平がどこまでの活躍をして、不登校生徒たちを接していくのか、次回もとても楽しみである。
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元ひきこもりの陽平(佐藤二朗)が中学校の不登校クラスの先生になったことが話題になり新聞でも紹介される。まだ学校に慣れない陽平は、ひきこもり仲間の依田(玉置玲央)に叱咤(しった)激励される日々。そんな中学校の花壇が何者かに荒らされる。それは生き物係の和斗をいじめているグループの仕業だった。陽平は和斗を守ろうと不登校クラスに誘うが和斗はかつて同じクラスだった奈々と目が合った途端、教室を飛び出してしまう
<出典>NHK公式
梅谷中学校には、約300名の生徒がおり、そのうち約4%が不登校の生徒である。
校長の榊は、教育委員会の視察の折、「不登校生徒ゼロ」にすると、大口をたたく。
梅中には、STEPルームという、不登校生徒を受け入れるためのクラスが設けられている。
ちなみに、このクラスの担任は、深野である。通常、こういうクラスは、ベテラン教師が受け持つのがいいのだが、そうしないのは、校長の思惑通りに動きやすくするためだろう。
ソーシャルワーカーの磯崎は、通常クラスの担任教師たちにも協力を呼びかけるが、そんなことは、現実問題、難しい話だった。
そこで、磯崎は、まず人手が足りないことを校長に直訴する。すると、そのための非常勤講師の登用を考えているという。
上嶋陽平は、ひきこもり生活を11年続けた後、それを克服(?)して、現在小さな焼き鳥屋の店主をやっている。
陽平には、昔妻子がいたが、同僚に裏切られ、引きこもってしまい、大切な家族を失った。
でも、今は生きている、と言う陽平の言葉には、重みがあったように榊には感じた。
カレッジスクールでの講演を聞いて、榊は、陽平を非常勤講師にしようと面談するが、当然陽平は、全面的に拒否してしまい、逃げ帰ってしまうのだった。
不思議な共通点
目下の磯崎と深野の課題は、夏休みが明けた9月にSTEPルームの生徒が生きていること。
なぜなら、その時期、自殺する生徒が一番多いからだ。だからといって、有効かつ効率のいい方法などなかった。
掘田奈々。彼女もSTEPルームの生徒で、彼女の家庭は母子家庭だった。深野が家庭訪問に行くと、母親が汚い部屋で昼間から飲んだくれ、ほっといてくれという。
結局、その日、深野は奈々には会えなかった。その夜、榊は、磯崎を連れて、陽平の店を訪れる。
もちろん、非常勤講師への誘いに来たわけだが、あまりの対応の悪さに、磯崎は、怒って店を出てしまうのだった。
店が終わり、帰る途中、陽平と奈々は、運命の再会をする。というのは、以前歩道橋から身を投げようとした奈々に、陽平は一度声をかけたことがあったのだ。
二人共、コミュニケーションが下手だったから、陽平との接し方が分からず、奈々はまた逃げてしまった。
だが、落としてしまった家の鍵を陽平は、奈々が戻ってくるまで守っていてくれた。
そして、不味い焼鳥を奈々にくれたのだった。翌日、奈々は、陽平の店に来ていた。
陽平は、奈々の大事なプレイヤーをピカピカにしながら、自分は元々引きこもりだったことを打ち明けるのだった。
生きよう!
奈々が帰ると、母親は、男を家に連れ込んでいた。母親は、奈々に出ていけと言った。
家を失った奈々は、陽平のところに行くしかなかった。陽平は、何も聞いてはくれない。
奈々は、自分で語り始めた。中1のとき、自分の父親は死んだ。その人と母は不倫をしていた。
母と一緒に葬式に行ったが、みんなが白い目で奈々を睨んできた。そのとき、奈々は思った。
自分は、生まれちゃいけない子だったんだ。なぜ、母は自分を産んだのだろうと。
そのとき、磯崎が急に現れ、奈々はまた逃げ出してしまった。
磯崎は、奈々と一緒にいた陽平を見て、もしかしたら、非常勤講師に適任ではないかと言ってみる。
しかし、陽平は、自分の大事な家族を、自分を守るために捨てた過去があり、そんなことは、到底考えられなかった。
ただし、中途半端に関わるな。磯崎は、言うのだった。もし、先生になれないのだったら、金輪際、奈々と関わるな。なぜなら、命に関わる問題だから。
だが、陽平は、身体が勝手に動いてしまった。また歩道橋に手をかけた奈々を抱きしめてしまったのだ。
梅中は二学期を迎えた。幸い、STEPルームの生徒は、全員無事だった。
そして、この日から、陽平の教師生活が始まったのだった。
脇を固める、他のキャストも実に豪華である。おそらく、これぐらいの布陣を用意しないと、佐藤のアドリブに利いた演技にはついていけないのではないだろうか。
そして、今回が初回のエピソードになったわけだが、想像を遥かに越えた作品になっている気がする。
まさか、まさかの初回から意外と言えばそうなのだが、いい意味で期待を裏切られ、最後の、奈々を陽平が抱きしめるシーンは、感動で涙が止まらなかった。
汚れた子、生まれちゃいけない。通常だったら、これを頭から否定するのが、一般論的な、大人のモラルだろう。
だが、陽平は、自分の過去のトラウマから、どうしてもそういう言葉が口にできない。
そこで、放った言葉が「生きよう」、この一言だけ。それなのに、このパワーワードを陽平が連呼することで、本当にものすごいチカラのある、言葉になったのだと思う。
子供の数だけ理由はある。そう磯崎は、分析していたが、私達大人が子どもたちに何ができるのかを問いかける、壮大なテーマの問題作である。
私達、大人ができること、それは、このドラマを見て、子どもたちに少しでも寄り添うことを考えることではないだろうか。
引きこもり先生の内容
11年間のひきこもり生活を経験した主人公・上嶋陽平は、ひょんなことから公立中学校の非常勤講師となり、不登校の生徒が集まる特別クラス「STEPルーム」を受け持つことに。複雑な家庭環境、経済苦、クラスの中での居場所のなさ…一筋縄ではいかない中学生の心に深く分け入り悪戦苦闘!
これは、新時代への不安と向き合いながら社会とのつながりを模索する大人と、子どもたちの物語。「生きていける場所」を求める日本人へのメッセージを送ります。
<出典>NHK公式
<出演者>
佐藤二朗
鈴木保奈美
佐久間由衣
玉置玲央
半海一晃
鈴木梨央
室井滋
白石加代子
高橋克典
引きこもり先生の感想
感想が集まり次第、公開いたします