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<Paraviユーザーの声>
20代女性
シェフは名探偵の見逃し動画まとめ
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<予告動画>
三舟忍(西島秀俊)と父・英雄の再会の日。なぜか英雄の代理だという安倍実花(奥貫薫)が現れて――。小倉大輔(佐藤寛太)がパン屋を開店することになり三舟はメニュー考案を手伝う。だが店長の斎木(近藤笑菜)と副店長の中江(さとうほなみ)が方向性で対立。不穏な空気が流れる中、『パ・マル』に来店した大野和真(山本耕史)は、中江が試作したブリオッシュに目を留める。実はブリオッシュにまつわる切ない思い出が…。
<出典>シェフは名探偵公式
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<予告動画>
山下嗣麻子(宮下かな子)が持ち込みワインの相談で来店。まだ若いのに驚くほど高級な逸品だ。どうやら嗣麻子はお嬢様で、翌日集まった仲間は彼女の鼻に付く行動にうんざりしている様子。中でも遥香(鞘師里保)は特に嫌っているようで…。またメニューにない牛肉のタルタルステーキを食べるだけでなくメニューに載せてほしいという変わった予約が入る。しかも「タルタルステーキは置いてあるか」と尋ねる客・緒方(熊谷真実)が現れ…。
<出典>シェフは名探偵公式
「ビストロ・パ・マル」では、事前に予約しておけば、ワインを持ち込むことも可能であり、その代わり抜栓料として追加料金を貰うことになっていた。
その日も、開店準備をしていた高築は、運転手とともにワインを持ち込む山下嗣麻子の対応をしており、高級なワインということで緊張しながらそれを受けとる。
ゆきがそれを受け取り中身を確認すると、どれもがかなりの高級ワインであることに驚き、嗣麻子がかなりのお金持ちであることに気がつく。
そんな中予約の電話が入り、高築がそれの対応をしていると、普段は馬肉で作るタルタルステーキを牛肉で作って欲しいと依頼される。
事前予約ならそれが可能であることを伝えると、さらにそれを通常メニューとして表記して貰いたいと依頼される。
意味がわからない高築たちだったが、お客様の要望ということもあり、その依頼を引き受けることにするのだった。
不思議な遥香
その翌日、高築は学生グループ対応をしていると、少し遅れてやってきた遥香が皆に5000円配っていることに気がつく。
さらに遥香は「空気の読めない嗣麻子をこのグループから外したい」と語り初め、高築は少しだけ嫌なものを聞いてしまったと感じていた。
しかし他のグループのメンバーたちは「高級ワインが飲めるのだからそれだけでいい」と話しており、さらに高築を不快にさせる。
するとそこに遅れてやってきた嗣麻子が合流すると、何事もなかったかのように楽しい食事会が開かれるのだった。
会計を済ませようと高築のもとにやってきた遥香は、この場で会計を済ませたいと語ると、嗣麻子に抜栓料のことを教えて欲しいとお願いする。
しかしその数分後、帰り支度をした遥香は「やっぱり嗣麻子には教えないでください」と伝え帰ろうとする。
不思議がる高築だったが、そこで三舟が遥香を呼び止め何かを伝えるのだが、高築は三舟が何を話したのか聞けないまま仕事に戻っていくのだった。
妊婦には食べさせてはいけない料理
それから数週間が経ち、予約時の牛肉のタルタルステーキの話をしていた福岡が他に女性を2人連れてやってくるのだった。
着付け教室の講師である緒方は、一緒にやってきた亜子の姑であり、メニューにタルタルステーキがあることに満足した笑みを浮かべる。
すると志村は、亜子のバッグにマタニティマークがついてることに気がつき、生肉を使うタルタルステーキはなるべく食べさせたくないと語る。
生肉にはトキソプラズマという菌があり、それが母体を通して胎児に感染すると、後遺症が残ってしまう可能性があるのだという。
志村が亜子が注文したのではないと聞くと安心するが、目の前に座る緒方がその美味しさに感動し、一口分け与えているのを見てしまう。
止められなかったことを反省する高築だったが、そこでゆきとともにあらぬ推理を繰り広げ話が盛り上がってしまうのだった。
緒方からのお願い
それから1週間後、再度亜子と福岡が来店すると、そこで福岡が「妊娠に気づいていたんですか?」と高築に尋ねる。
頷き対応しようとしていたところ、三舟がやってくると、いつものように優しさなのかお節介なのか2人に声をかけるのだった。
そこで、嫁である亜子は妊娠したにも関わらず、厳しい昔かたぎの緒方の対応に少し疲れてしまっていたのだと語られる。
そして原因はわからないが、すでにトキソプラズマに感染してしまっており、食事をシェアする癖のある緒方を利用し、生肉を食べさせられ、感染したことにしようという企みをしていたのだと話す。
すると三舟は、予約があった数日後、店の前にやったきた緒方はタルタルステーキについて「味も見た目もそっくりで、生肉を使わないで欲しい」とお願いにきたのだと話す。
そこにやってきた緒方は、トキソプラズマに感染していることを家にあった薬で気がついていたこと、そして優しい亜子が自分を責めないように、ひと芝居うったのだと語るのだった。
そんな緒方の優しさに、亜子は改めて母親のすごさを実感するのであった。
優しい嘘
それからまた1週間後、お店にやってきた嗣麻子は、後から来る遥香を待つためにカウンターへと座る。
するとそこで三舟がまたしても優しさをみせ、嗣麻子に声をかけると、この店の抜栓料の本当の金額を教える。
自分が高い金額を教えられ、多く払わせていたことを知った嗣麻子は、このグループに誘ってくれた高校からの友人である遥香に怒りを覚える。
そこにやってきた遥香に怒りをぶつけ帰ろうとする嗣麻子だったが、さらに三舟は、遥香が本当の抜栓料を教えようとしていたこと、それをグループの男性に見つかり断念したことを教える。
すると遥香はこれまでのことを謝ると、これからはちゃんと友達でいたいと語り、あのグループから抜けることを決心するのだった。
そして特別ではあるが、ワインを持ち込んだ遥香はそれをゆきに渡すと、ゆきは「友人のために作られたワインです」と優しい笑顔を向け、そのワインを開けるのだった。
思っていることや相手のためにしていることって、やっぱりちゃんと伝えないと、複雑になってしまうこともあります。
そんな誤解を優しくほどこうとする三舟たち「パ・マル」のメンバーには毎週癒されますね。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
常連客の西田が婚約者と現れる。お相手の串本法子は小劇団の人気俳優だ。幸せな時を過ごすが、そんな2人に不穏な影が忍び寄る――。店には三舟忍(西島秀俊)がフランスで知り合った川本淳吾の姿も。そして思い出話と共に、三舟が作るヴァン・ショーの誕生秘話が明かされる。そんな中、三舟は高築智行(濱田岳)の不審な行動に気づく。真夜中の店に忍び込む様子が防犯カメラに映っていて…。
<出典>シェフは名探偵公式
いつものように開店準備をしていたゆきは、またしても俳句が浮かんできそうだと頭を捻らせており、その一方高築は、三舟にヴァン・ショーのレシピを教えてもらうとしていた。
ゆきの一句はすぐに出来上がるのだが、三舟にレシピを断られてしまった高築は、少しだけ食い下がるも、やはり断られてしまい表情を曇らせる。
するとそこに、画廊のオーナーで常連客の西田がやってくると、隣には綺麗な女性がおり、西田はその女性と先日婚約したと話すのだった。
ゆきはその女性が小さいながらも人気のある劇団の主役を務める串本法子だと気がつくと、とても綺麗な法子とならぶ西田がとてもお似合いであることに笑顔になるのだった。
すると西田は、先日の深夜3時頃、お店の電気がついていたのだと話すと、三舟はその時間には誰もいなかったはずだと首をかしげるのであった。
他の客が帰ることになり対応するゆきは、店の外からなにやらうらめしい目を向けてくる女性がいることに気がつくと、その女性はすぐに姿を隠してしまうのだった。
秘伝のヴァン・ショー
そんなある日、ランチも終わりかけた頃、1人の男性客がヴァン・ショーを頼み、それを飲んでいると、後ろから三舟がそのお客を驚かせる。
川本淳吾というその男性は、三舟がフランスでの修業時代に仲良くなった日本人だと話すと、一緒にドミトリーに住んでいたのだと語るのだった。
ある日、川本が風邪を引いてしまったのを聞き付けた三舟が、彼に味噌汁をつくってあげたことからその交流が始まったのだと語るのだった。
そして川本は、三舟が出すヴァン・ショーはそこのドミトリーの主人であるミリアムおばあちゃん秘伝のヴァン・ショーなのだと話すと、ある日境にミリアムおばあちゃんはそれを作らなくなってしまったのだというのだ。
そこで三舟が話を聞くことになり、ミリアムおばあちゃんの孫の婿が5月にやってきたことや、その孫の婿がヴァン・ショーを捨てていることに気がついたため、作らないことを決めたのだという。
そこで三舟は、その孫の婿が日本人であること、さらに日本人にはアルコールを分解できない人がいることを説明し誤解を解くと、その秘伝のヴァン・ショーのレシピを教えてもらったのだと話すのだった。
怪しい高築
そんなことがありながらも、閉店後店に残った三舟は、先日西田から言われた深夜の出来事がどうしても気になってしまい、店先の防犯カメラの映像を見ることにする。
するとそこにはこっそり忍び込む高築の姿が写っていたことや、その翌日三舟のレシピ本などがなくなっていることに気がつくのだった。
高築が一体深夜に何をしていたのかと尋ねようとするが、タイミングが合わずになかなか高築と話をする機会を得られずにいるのだった。
しかしその翌日、オーナーの小倉がやってくると「不動産の契約のために書類が必要だった」と話、契約書とその近くにあったレシピ本を届けに来るのだった。
高築が盗んだのではないのことに気がついた三舟だったが、深夜に忍び込んだ理由がいまだ解明されないまま、ディナーの時間になってしまうのだった。
調子の悪い西田
その日の夜、西田が友人たちとともに来店してくるが、食事も進まない様子やワインを飲もうとしない西田を不審に感じるのであった。
お腹の調子がよくないのだと聞いた三舟は、優しい生姜のスープを西田に提供すると、ようやく元気が出てきたのか、その後カウンターで西田は昨夜法子が作った料理を食べすぎたのだと語るのだった。
しかしその会話にどうしても気になったことが出てきてしまった三舟は、その後西田の忘れ物を取りに来た法子に、ある疑問を投げ掛ける。
三舟はタルトタタンの焼き方に違和感を覚えたと話すと、その料理は法子が作ったものではないと語りかけるのだった。
すると法子は、一緒に来ていたファンのマキコが作ったのだと語ると、さらにマキコはその料理に下剤をいれたと語るのだった。
驚く法子に、マキコは「法子さんから俳優業を奪った西田が憎くてたまらなかったのだ」と告げられると、法子は「自分で決めた道であり、これまでのファンの支えも嬉しかった」とマキコを優しく説得するのであった。
高築の謎
西田と法子の謎が解明されると、その帰り、ゆきは志村を呼び止めると「家に帰ってないでしょう?」と口にすると、志村はまたしても夫婦喧嘩をしてしまったのだと語る。
ゆきは先日、麻美からの手紙を預かり志村のロッカーに入れたと話すと、志村はその手紙に「コロス!!」と書かれていることを話すと、家に帰る決意をするのだった。
深夜に高築が忍び込んだ理由がいまだわからずにいた三舟は、忘れ物に気がつき一人でお店に戻るのだった。
するとそこに高築の母親が石川県から上京してきており「三舟さんにどうしてもお礼がいいたかった」と語り手土産を渡すのだった。
そして高築の母親は、カメラを嫌う三舟を気にして、深夜にお店で動画を撮り、それを母親に送り安心させようとしていたことを三舟は知るのだった。
その動画で高築は「立派なギャルソンになり、いつかはお店を出すこと、そして三舟のように立派な大人になりたい」と語り、三舟はその言葉に全ての謎が解けたことに微笑むのだった。
それにしても、洞察力だけではなくさまざまな知識を頭のなかにいれている三舟は、本当は何者なのでしょうか。
ネット上では公安説など、さまざまな意見がでてきており、その正体がなんなのかにも注目していきたいですね。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
金子ゆき(石井杏奈)が恋人の転勤を理由に辞めてしまう。三舟忍(西島秀俊)が引き留めなかったことを知った高築智行(濱田岳)は怒りを露わにする。そんな金子を欠いた『パ・マル』に元常連の館野が来店。再婚するという。また2日連続来店した脇田は妻の由美子が家出して落ち込んでいた。新たに家庭を築く者、音信不通の妻に悩む者――三舟は2組の家族に極上の料理で救いの手を差し伸べる。
<出典>シェフは名探偵公式
ゆきは三舟に「付き合っている彼女が福岡に転勤になり、その彼女についていきたい」と話し、この『ビストロ・パ・マル』を退職することを告げる。
その日程もすでに決まっており、1週間後には出発するのだと告げられた三舟は、寂しい表情を見せずに笑顔でうなずくのだった。
そんなある日、高築はゆきから「このお店は好きですか?」と聞かれ、高築はその言葉に頷くと「頑張って下さい」と笑顔で言われるのだった。
その頃カウンターには、元常連客で久しぶりに来店した舘野が座っており、そこで夫の浮気が原因で離婚したことを語る。
さらに舘野は、少し恥ずかしそうにしながらも、隅川という高校の生物教師と再婚することになり、息子の冬樹もとても懐いているのだと話す。
肉類を全く食べなかった冬樹だったが、隅川とフライドチキンを食べたり、魚を丸ごと食べたりするなど、その意識が変わったようだと嬉しそうに話すのだった。
しかし舘野には1つ気になることがあると語ると「45歳の隅川は、すでに入れ歯なのだ」と語り志村を驚かせるのだった。
高築の悩み
それから数日後、開店準備を進めていた高築は、いつまでたっても来ないゆきのことを心配しているのだった。
寝坊だろうとたかをくくっていた高築だったが、そんな高築にゆきから「お店を辞めた」というメッセージが届くのだった。
三舟はもちろん、志村もそのことを知っていたことに驚きながらも、自分だけが知らなかったことにショックを受ける。
さらに辞めると伝えられた三舟は、そんなゆきを引きとめもせず送り出したと聞くと、その三舟のドライすぎる対応に疑問を持ってしまうのだった。
そんなモヤモヤを抱えながら、志村とともにゆきの穴を埋めようと必死に動き回る高築だったが、その空いた穴の大きさに気がつき、すっかり疲れはててしまうのだった。
そんなレストランの状況を見かねたオーナーの小倉は、ゆきの代わりに手伝うことになるのだが、接客素人の小倉は足を引っ張るばかりで、さらに高築を疲れさせるのだった。
連日来る理由
そんなある日、常連客の脇田が1人で来店すると「妻の由美子が家をでてしまった」と語るのだった。
理由を探ろうとするもなかなか理解できない脇田は、フランス旅行から帰ってきた由美子がジャムを買ってきたことを思い出す。
甘いものを普段食べない脇田は、由美子がジャムを買ってきたことを不思議がり、そのジャムを友人にあげてしまったと話すのだった。
それを聞いていた三舟は「数日間奥様が帰ってこなければ、また来店してください」と声をかけるのだった。
それから数日後、脇田はすっかり疲れはてた表情で『パ・マル』にやってくると「少しだけ外食に疲れた」と語るのだった。
そんな脇田に、三舟はバスク地方で食べられているという家庭料理を振る舞うと、脇田はその優しい味に癒されるのだった。
チーズとジャム
脇田を家庭料理で和ませている間、高槻はホールに出ている小倉を何度も見ている女性客に気がつく。
すると小倉は、その女性が元カノだと語ると、さらにお会計の時に「結婚するのだ」と告げられるのだった。
ショックを受けながらも笑顔で送り出した小倉は「おめでとうございます」としっかりと笑顔で送り出すのだった。
一方、脇田にとあるチーズを出した三舟は、ヤギのチーズとありなかなか癖があるという意見を聞き、添え物としてジャムを取り出すのだった。
そのジャムをつけて食べるチーズは、単体の癖などまったく消え失せ、旨味が全体に広がることに感動するのだった。
すると脇田は、そのチーズとジャムが由美子が自分に食べさせようとしていたのかと悟ると、気持ちを理解していなかったことにさらにショックを受けるのだった。
そこにやってきた由美子は、話をちゃんと聞いていなかったことを反省する脇田を許し、優しく手を握りながら、三舟の出したヴァンショーを飲むのだった。
家族とは
その翌日、彼女と別れたと話すゆきが『パ・マル』に帰ってくることになり、高築はそんな自由な三舟の態度にさらに疑問を感じる。
帰ってきたゆきは笑顔を見せるが、どことなく元気がなく、オーダーにも身が入らずに高築を心配させるのだった。
そこにやってきた舘野と隅川、そして冬樹は料理の注文をすると、冬樹は豚足料理を注文する。
最初に出された豚足料理を見た冬樹は、少し表情を曇らせると、それに気がついた三舟は別の豚足料理を提供するのだった。
その後カウンターにやったきた舘野たちにヴァンショーを振る舞う三舟は、そこで冬樹と隅川が骨を欲していることに気がついたと話すのだった。
プラモデル好きの冬樹が鶏肉や魚を食べ始めたこと、さらに隅川の家にあった入れ歯洗浄剤ことなどから、骨を集め組み立てているのだろうと推理を口にするのだった。
冬樹と隅川は、骨が嫌いな人もいることから舘野には内緒にしていたこと、そして今日それを話したことで、さらに家族としての絆を深めていくのだった。
それを見ていた高築は「秘密を共有することで親密になり、その秘密がなくなれば家族になる」と家族のあり方をまじまじと感じるのであった。
三舟にとっての『パ・マル』
閉店後、元気なくミスばかりしていたゆきにヴァンショーを差し出した三舟は「無理しなくていい」と声をかけるのだった。
三舟の優しさに驚く高築に、志村は「ゆきがいなくなることを1番寂しがっていのは三舟だ」と語る。
そして従業員の選択を大切に重んじるのが三舟なのだと教えられると、高築は自分の考えが間違っていたことに気がつく。
そして今日誕生日を迎えた自分にケーキを出してくれた三舟を見た高築は「自分も三舟にとっては家族なのかもしれない」とその優しさに気がつき笑顔になるのだった。
小さなレストランだからというわけではなく、働いていくなかで、仲間を家族のように大切にできる上司がいることはとても幸せだと思います。
人と暮らすことの難しさや、自分ではない人を大切にするという三舟の考えや行動はとても暖かくて幸せな気分になる、そんな5話でした。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
偶然にも三舟忍(西島秀俊)の知り合い2人が来店。1人はフランスから帰国後に働いた店の見習いだった南野。近くにオーナーシェフとして店を出したといい三舟は祝福するが、南野の本心は…。もう1人はリヨン時代に同じ店で修行していた羽田野鈴子。今は経営にまわっていて、食事相手も羽田野の店のパティシエ岸部彩香だ。ソムリエの金子は料理人とは思えぬ岸部の雰囲気に違和感を覚える。
<出典>シェフは名探偵公式
三舟がシェフを務める「パ・マル」のギャルソンとして働くことになった高築は、ある日ワイングラスをわざと落とした客からクレームを受けてしまう。
高築は「自分がしたことではない」と謝ることを拒否すると、見かねた志村が代わりに謝りことを収めるのだった。
高築は「なぜ素直に謝らなければならないのだ」と疑問を口にすると、志村は「それが望みならするべきだ」と語り、高築を困惑させるのだった。
なかなか煮え切らない高築は、休憩中SNSのチェックをしていると、そこでラタトゥイユの悪評があることに気がつく。
怒り心頭の高築は、すぐさまそれを三舟に見せるのだが、三舟は「お客様の個人の感想だから」と全く気にしない様子であった。
自分の料理を酷評されながらも平気なふりをしている三舟に、高築は疑問を持ちはじめてしまうのだった。
さらなる疑惑
そんなクレームのお客を見送ったあと店内に戻ってきた志村は、テーブルに知り合いの南野謙介がいることに気がつく。
南野は三舟とリヨンで同じ時期に修行していたこと、志村は日本に帰ってきてから知り合い、仲良くなった料理人だという。
そんな南野はこの「パ・マル」の近くにオーナーシェフとして店を出したことを話すと、三舟と志村は自分のことのように喜ぶのだった。
そんな南野がやってきた日、ディナーを予約していた松本から、突然「ヴィーガン食にしてほしい」と依頼が入る。
突然の申し出に困惑する高築たちだったが、三舟はその申し出を受け入れることを決意し、ヴィーガン食のフランス料理を作り上げるのだった。
その対応や料理の味に喜ぶ松本だったが、とあるスープを飲むと、その味が南野の店より劣っていると感想をこぼすのだった。
それを聞いた志村が物申そうとするが、それを三舟が止め、志村は我慢することになり、それを見ていた高築はさらに疑問を抱くのだった。
女性だけのレストラン
そんなある日、2人の女性客が楽しそうに食事をしているのを見ていた高築とゆきは、2人がどんな関係性なのかと観察していた。
するとそのうちの一人の羽田野鈴子がキッチンにやってくると、三舟を見て「やっぱり三舟君か」と声をかける。
鈴子とはリヨンにいた時、同じ店で修行していた仲間だと話した三舟は、鈴子と一緒に来ていた岸部彩香とともにカウンターへと案内する。
鈴子は、料理人には限界を感じたが、経営の方は才能があったとして、現在3店舗を経営するオーナーだと話す。
そして彩香は、そのうちの1つである『カミオネット』のパティシエールであると紹介すると、そこでメイクや香水は付けてこないようにと注意するのだった。
その注意を受けた彩香は、表情を曇らせながらその鈴子の指示に頷き、体調の悪い祖母を見舞うために実家に帰省することを語るのだった。
マカロンはマカロン
それから数日後、あれから彩香が帰ってこなくなってしまったと相談にやってきた鈴子は、送られてきたマカロンを持ってくるのだった。
そのマカロンは、流行りの華やかなものではなく、伝統的なシンプルなものであり、それと一緒に「マカロンはマカロン」というメッセージが入っていたのだという。
なんとか連絡を取ろうと以前の職場に連絡をするが、彩香という女性などいなかったと言われ、その消息が分からなくなってしまったのだった。
それを聞いた三舟がしばらく考えると、彩香はトランスジェンダーであり、化粧や香水を叱られたことで女性として生きることの辛さを感じたのかもしれないと語る。
それを聞いていたゆきは、自分も同性愛者であり、それを正直に話せる三舟や志村のお陰で働けていると語る。
そして三舟は「女性だけのレストラン」という売り込みの鈴子に、トランスジェンダーや同性愛者などの多様性も必要だと語るのだった。
悪評の犯人
鈴子と彩香の件が一件落着してから数日後、血相を変えた南野が「パ・マル」にやってくると、そこで自分の店のSNSに酷評が書かれたと乗り込んでくる。
三舟たちの仕業ではないかと問い詰める南野たちだったが、三舟がそんなことするはずないと志村やゆきから言われ、納得するのだった。
帰ろうとする南野を呼び止めた三舟は、そこで「パ・マル」のSNSに酷評を書いたのが南野であると語るのだった。
それでも三舟は「味の好みはひとそれぞれだ」とそれを許すのだが、ヴィーガン食を欲する松本たちに、豚のラードを使った料理を出したことに怒っていると語るのだった。
三舟の推理が正しいこと、さらには松本たちに出した料理を偽っていたことを悪気もなく語る南野に、三舟は「料理人として失格だ」と語るのだった。
お客様には嘘を付かないということを信条としていることを理解した高築は、三舟の料理人としてのプライドがそこにあることに納得し、それを曲げない三舟に感動するのだった。
そしてそれは、時に相手にとって厳しい言葉をかけてしまうことになってしまうときでも、その意思を貫くことの大切さをかなり実感させられました。
そして今回なによりも、ゆきが同性愛者であることが明かされ、多くの視聴者が驚いたんじゃないかと思います。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
『パ・マル』でブイヤベースを注文した新城鈴加(映美くらら)は、その日をきっかけにたびたび来店するように。頼むのはいつでもブイヤベースだ。だがそれは三舟忍(西島秀俊)を巻き込んだ事件の始まりだった――。そんな中、三舟は志村洋二(神尾佑)に、店の3周年記念を盛り上げるため、シャンソン歌手である妻・麻美(シルビア・グラブ)にライブをして欲しいと依頼する。しかし志村は恥ずかしいと拒否。口論となってしまう。
<出典>シェフは名探偵公式
高築がギャルソンとして働くことになった「ビストロ・パ・マル」が3周年を迎えることになり、そのパーティーの打ち合わせを三舟と志村がしていた。
三舟はオーナーがファンということから、シャンソン歌手である志村の妻・麻美を呼ぶことになったと語る。
しかし志村は、恥ずかしさもあってかそれを頑なに拒否していると、三舟はあくまでオーナーの意向であると告げる。
ここの他にも数店舗オーナーをしているという人物は、味にはとても厳しいが、店舗の名前をノリで変えようとしたりする変わり者であり、今回も断ったら何を言い出すかわからないと三舟は話す。
志村はしぶしぶ麻美をパーティーで歌わせることを承諾していると、そこにオーナーの小倉大輔がやってくる。
大輔を見た高築は、その人物がキックボードに乗っている青年であることに気がつき、驚きを隠せずにいるのだった。
そして数日後、3周年記念パーティーで綺麗な歌声を披露する麻美に、大輔も招待客も大満足でその会を終えるのだった。
不細工なガレット・デ・ロワ
3周年の記念パーティーが終わると、麻美に感謝の意も込めて、三舟たちが料理を振る舞うのだった。
すると、志村との出会いが気になったゆきが麻美に質問をすると、留学先のリヨンで出会ったのだと教えられる。
その話をしていた麻美は、志村がそのときに作った不細工なガレット・デ・ロワの話をするのだった。
中にフェーブを埋め込み、それを見つけた人が主役になるというお菓子なのだが、その埋め込まれたフェーブが消えたという謎があったと話すのだった。
その話をしている最中、志村は「仕込みをする」と言って奥へと行くと、そのままお開きまで帰ってくることはなかった。
そしてその翌日、麻美と喧嘩した志村は、家出をしてきてしまい「パ・マル」に寝泊まりするようになるのだった。
マドモワゼル・ブイヤベース
そんなある日、1人の綺麗な女性・新城鈴加が来店してくると、メニューにないブイヤベースを注文する。
断ろうとした高築だったが、鈴加を見た三舟は急に笑顔になると、その注文を快諾し、ブイヤベースを提供するのだった。
それから鈴加は度々「パ・マル」にやってくると、ブイヤベースを注文し、高築はそんな彼女を「マドモワゼル・ブイヤベース」と陰で呼ぶことにするのだった。
それから数日後、休憩を終え店舗に戻ろうとした高築と志村は、三舟がゆきに「新城様が気になる」と相談しているのを聞いてしまう。
その話を聞いてしまった2人は、三舟が鈴加に恋をしていると考え、高築はそんな鈴加が2人で今夜予約していることに気がつくのだった。
ドキドキしながら三舟を気遣う2人だったが、鈴加が「ブイヤベースを持ち帰りたい」と願い出たのを聞いた三舟は、自らそのテーブルに向かうのだった。
すると三舟は、鈴加が同業者であることに気がついており、どうしても三舟の作ったブイヤベースの研究をしたいのだと語ると、三舟は後日鈴加との約束を取り付けるのだった。
告白
それから数日後、鈴加がブイヤベースを持って来る日になったのだが、約束の時間になってもなかなか現れない鈴加のことを心配するのだった。
すると駆け足でやってきた鈴加は、すぐに準備に取り掛かり三舟たちに作ったものを差し出すのだった。
それがブイヤベースではなくスープドポワソンであることに気がついた高築は、オーナーの意向だと知らされる。
そのスープの感想や改良点を伝えていた三舟は「もうひとつ気になったことが」と語ると、オーナーの園田拓海との関係を尋ねるのだった。
三舟は嫉妬深い園田が、三舟の料理に惚れ込んだ鈴加を心配しているのだろうと語ると、そこで鈴加はプロポーズされたと話す。
しかし鈴加は、ブイヤベースの味の研究をしようと通いつめているうちに三舟のことが好きになってしまったのだと話すのだった。
突然の告白に驚く三舟だったが、鈴加に「今の状態は、どちらにも行けるズルさがある」と話し、その告白を断るのだった。
その後店を出た鈴加は、すぐに園田からのプロポーズを断ると、すっきりした気持ちで歩き出すのだった。
仲直り
そんなことがありすっかり落ち込む三舟だったが、その夜志村に「麻美さんと仲直りしろ」と語りかけるのだった。
そして志村が昔に作ったガレットデロワが不細工な理由は、志村が細工をしてフェーブが自分に来るようにしていたのだと話す。
狙いどおりフェーブを見つけた志村は、それをそのまま丸飲みして、なんとかその場をしのいだのだと推理するのだった。
恥ずかしがっている志村だったが、そこに麻美がやってくると、三舟は同じような不細工なガレットデロワを出すのだった。
そこでフェーブを見つけた麻美は、志村に帰ってくるようにと伝えると、仲直りした2人は仲良く帰っていくのだった。
さらにそんな志村が麻美との喧嘩のときにアイーンのポーズをしたりするなど、その辺の遊び心も面白いですね。
そして三舟が一瞬恋に落ちそうでしたが、こだわりの強い料理人としての気質がそこにも現れて、断ってしまうところも三舟らしくてよかったです。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
常連客・御木本遥から予約の連絡が。メインは“ガチョウのコンフィのカスレ”希望だという。同席する人気エッセイスト・寺門小雪のリクエストらしいが、なぜガチョウなのか…?また原杏子と大島圭一が来店したある夜。食事中に大島がプロポーズした。無事成功するがその後思わぬトラブルが――。そんな小雪と大島の苦悩に何かを感じた三舟忍(西島秀俊)は、またもお節介を焼く。
<出典>シェフは名探偵公式
ひょんなことから『ビストロ・パ・マル』のギャルソンとして働くことになった高築は、突然のことながら仕事に楽しさを感じていた。
いつものように店先を掃除していると、キックボードに乗った青年に「頑張れよ」と声をかけられ、その青年の態度に疑問を感じてしまうのだった。
そんな高築は、常連の御木本遥から予約の電話が入ると、人気エッセイストの寺門小雪とともに来店すると伝えられる。
小雪の大ファンの志村が興奮していると、高築はその小雪からの依頼でガチョウのコンフィのカスレをメインにしてほしいと依頼されたと話す。
志村は、ガチョウのカスレが小雪にとっては良くない思い出があるのだと話すと、なぜガチョウなのかの頭を悩ませるのだった。
プロポーズ
そんなある日、テーブルに座ったカップルにワインを勧めるゆきは、男性の大島圭一が料理を口にしていないことに気がつく。
それに高築も気がついており「具合が悪いのでは?」と呟くと、何かに気がついた三舟は、ゆきにシャンパンを用意させるのだった。
その言葉で悟ったゆきがシャンパンを取りに行っていると、圭一はポケットから指輪を取り出し、相手の原杏子にプロポーズするのだった。
無事プロポーズは成功すると、閉店後圭一と杏子の馴れ初めや、思い出のスイーツの氷杏の話をしながら、2人を祝福するのだった。
すっかり気に入った圭一は、恩師との会食予定をいれると、2人仲良く帰っていき、それを見ていたゆきは「自分もあんな風になれるのか」と不安を口にするのだった。
酔いつぶれた理由
それから数日後、恩師の西村との約束に遅れてやってきた圭一は、酒を浴びるように飲み、そのまま酔いつぶれてしまうのだった。
圭一を介抱していた三舟は、そこで着ているYシャツの汚れや表情などから、杏子と何かあったのではないかと疑問を口にするのだった。
三舟からポトフのスープを差し出された圭一は、それを一口飲むと落ち着いたのか、杏子には婚約者がいたのだと話をし始めるのだった。
その婚約者の坂本は気が短く、アルバイト先でお客と揉めてしまい、その他人を刺し殺してしまったのだと話すのだった。
そんなことがあり落ち込んでいた杏子を元気付けていた圭一は、その後付き合うことになりプロポーズをしたのだが、先日出所した坂本が家に来たのだという。
たまたま実家に帰っていた杏子とは会うことはなかったが、坂本は綺麗な氷と謝罪の言葉を残し帰っていったという。
その夜、大好きなかき氷を作って食べた杏子は、翌日になっても帰ってこず、坂本の元に行ってしまったのではないかと落ち込んでしまったと語るのだった。
三舟の優しさ
すると三舟は、透明な氷というのはとても手間ががかるのだと話すと、かき氷好きの杏子なら氷で坂本の出所を知ったのだろうと話す。
それでも戻ってこない杏子のことを何もわかっていなかったと落ち込む圭一に、三舟は「大変なときに寄り添い助けたではないか」と優しく語るのだった。
その話をしながら、氷杏を作り差し出すと、圭一は涙を流しながらそれを食べるのであった。
するとそこにやってきた杏子は「遅いから迎えにきた」と笑顔を見せると、これからも圭一とともに過ごしていくと抱き合うのだった。
その後、三舟が杏子が来るのを予感していた理由を「指輪が家になかったのは帰ってくる証拠だ」と語り高築たちを納得させるのだった。
小雪の苦い思い出
遥から依頼されたガチョウのコンフィのカスレが小雪にとって苦い思い出だと聞いた三舟は、志村からエッセイを借り読んでみることにする。
そこには、フランスに留学中に知り合ったアンリが、誕生日に「特別なガチョウだ」とカスレを作ってくれたのだと書かれていた。
しかし当日は小雪の誕生日の前日であり、さらにはガチョウが安価な食材であることから、アンリの愛が薄れたのかと感じてしまい、そのままアンリの前から姿を消したのだった。
それを見た三舟は何かに気がつき、遥と小雪が来店すると、2種類のカスレを提供するのだった。
2つ目のカスレを口にした小雪は、その味がアンリが作ったものと同じであることに気がつき思わずスプーンを落としてしまうのだった。
小雪の決意
閉店後、三舟は小雪と遥に2種類のカスレの違いについて語ると、2つめはフランスから仕入れたものだと話す。
さらにそのガチョウはフォアグラを抜かれたガチョウであり、アンリは誕生日当日に、小雪の大好きなフォアグラを出すつもりだったのではないかと語る。
さらにカスレは日を追うごとに美味しさを増す料理であり、昨日より今日、今日より明日というアンリの気持ちもあったのではないかと話すのだった。
アンリの気持ちを理解した小雪は、5年前から日本に来ているアンリが小雪に気がつき「ずっと探していた」と言われたことを語る。
そして三舟の話を聞いてアンリと会う覚悟を決めた小雪は、三舟に感謝の言葉を伝えるのだった。
何よりも優しさと、何を求めているのかとしっかりと見極めようとする三舟の観察眼は本当にすごいですね。
何より押し付けがましい感じがなく優しさを出してくる三舟の雰囲気を、見事西島秀俊さんが演じている作品だと思います。
Tverでの配信は終了しました
<予告動画>
高築智行(濱田岳)はひょんなことから、三舟忍(西島秀俊)がシェフを務めるレストラン『ビストロ・パ・マル』のギャルソンになるが、働き始めて早々、迷惑な客が次々と来店し困惑する。例えば、好き嫌いが激しく何かと注文をつけてくる粕屋孝一、恋人らしき川出恵子と口論した挙句デザートにダメ出しする鶴岡正…そんな彼らの背後にある真実を、三舟はお節介と洞察力で解き明かしていく。
<出典>シェフは名探偵公式
下町ににあるフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」に、肩をがっくりと落とした高築智行が入ってくる。
大きな荷物を抱えた高築は「最後はこの店で」と考えながら、1年前に同僚と楽しく食事をしていた日のことを思い出していた。
荷物を預けカウンターに案内された高築は、そこで1年前と同じ料理を注文すると、その美味しさに改めて感動するのだった。
食事も終わり帰ろうとした高築にそっとホットワインを差し出したシェフの三舟忍は「サービスです」と笑顔を向けるのだった。
そして高築が1年前に来たことを覚えているのだと話すと、さらに高築がリストラされたことを見抜くのだった。
驚く高築だったが、ソムリエの金子ゆきは「シェフのお節介だ」と呆れ、スーシェフの志村洋二は「優しさだ」と羨望の眼差しを向けるのだった。
営業職に向いていなかった高築は、契約なかなか取れずに、そのことでリストラされたと話すと、三舟は「ギャルソンにならないか?」と声をかけ、その勢いに思わずうなずいてしまう高築であった。
好き嫌いの激しい客
ひょんなことからギャルソンとして働き初めた高築だったが、意外にも性にあっていたのか、なんなくその仕事をこなしていくのだった。
そんなある日、傍目から見ても素敵なカップルである粕屋孝一と桶谷百合子が来店するのだった。
しかし超がつくほどの偏食家の粕屋は、一口手をつけただけで下げさせるなど、高築や志村を困惑させるのだった。
その様子を見ていた三舟は「シンプルな料理は安心感を与えるかもしれない」と提案し、なんとか無事に粕屋のお眼鏡に敵う料理を提供するのだった。
それから粕屋は、この「パ・マル」の常連客となり、そこで食べられない食材のことや「味噌は苦手だが妻の作ったさばの味噌煮は大好きだ」と話すのであった。
チョコレートの味
粕屋とそんな話をしていると、別の席にいたデート中と思われる川出恵子と鶴岡正が食事を終え会計を済ませていた。
すると鶴岡は「料理こそ美味しかったが、デザートのチョコが不味かった」とクレームを言い雰囲気をぶち壊して帰っていく。
貴重な意見だと感じた三舟と志村は、すぐさまチョコレートの味見をすると、確かに味が落ちていることに気がつき、鶴岡が何者なのかと不思議がるのだった。
それから数日後、ゆきが鶴岡が近所でチョコレート専門店をオープンさせた人物だと知ると、早速志村たちは買い出しに向かうのだった。
味も抜群に美味しいのだが、なぜか素数にこだわった店名や詰め合わせの数に疑問を感じる三舟たちなのであった。
オススメできない
ある日、またしても粕屋と百合子が店にやってきて、そこで粕屋は癖の強い食材を選択し、志村たちを緊張させる。
しかしその癖の強い食材も、下処理がしっかりとされているため、食べられるのだと話す粕屋に、百合子は何かを考えてしまう。
その後閉店したお店に百合子がやってくると、イヤリングを落としたかもしれないと語り、それを高築が発見する。
そんな百合子は、高築だけでなく三舟にもお礼を伝えると、三舟は「粕屋と距離を置くように」と語るのだった。
三舟は、百合子と粕屋が不倫関係にあることに気がついており、百合子は粕屋の妻の手料理がかなりずさんな下処理ばかりで、愛されていない証拠だと語るのだった。
それを聞いてもなお、三舟は粕屋との関係を終わらせるようにと語り、百合子は怒って帰ってしまうのだった。
しかし数日後、泣きながら「パ・マル」にやってきた百合子に、三舟は「下処理をしないことで栄養を残しておくという妻の愛があるのだ」と伝え、粕屋にフラれた百合子はその言葉に納得してしまうのだった。
割りきれない
そんな「パ・マル」に、先日チョコのクレームを語った鶴岡と恵子がやってくると、なにやら険悪なムードになっていることに気がつく。
会話に聞き耳を立てていると、2人はカップルではなくきょうだいであることがわかり、さらに母親が病に倒れていると聞こえてくる。
しかし仕事に忙しい鶴岡はなかなか見舞いに顔を出さずに、恵子の怒りを買ってしまっていたのだった。
売り言葉に買い言葉で喧嘩になってしまうと、鶴岡は怒って出ていってしまい、泣き出す恵子をそっとカウンターに呼び出すのだった。
そこで事情を聴いた三舟は、それで全て納得したと話すと、鶴岡が素数にこだわるのは「私はいいから」と我慢する人がでないように、割りきれる数字にしていないのだと語る。
それは幼少の頃、いつもお菓子を子供達だけに与えていた母への愛情だと語ると、会いに行けないのも割りきれない気持ちがあるのでは?と語るのだった。
するとそこに自分の店のチョコを持ってきた鶴岡は「面会時間に間に合うかな?」と恵子に尋ね、母親に会いに行くことを決意するのだった。
記憶力
そんなバタバタが終わり、一息ついていた「パ・マル」の店内にいた高築は、三舟になぜ自分を雇ったのかと質問をする。
すると三舟は、8年前にラーメン店でアルバイトしていた高築の記憶力がすごくよかったことを覚えていたと話す。
そして1年ぶりに来店した時も、前菜からデザート、そしてワインに至るまで覚えていたことに、その力が錆び付いていないとわかったからだと語るのだった。
ずいぶん前のことだと恥ずかしがる高築だったが、さらに店名の意味が「わるくない」であることに疑問があると語る。
その質問をぶつけられた三舟たちは、覚えていないふりをしてごまかすと、さっさと仕事に戻ってしまうのだった。
濱田岳さんや神尾祐さん、そして石井杏奈さんなどすべてのキャラクターがとても個性的であり、雰囲気がすごくいいドラマですね。
何よりも鋭い洞察力と見事な記憶力により、お客様の問題を解決していく三舟の温かく優しい雰囲気はとてもよく、これからもかなり期待できるドラマです。
シェフは名探偵の内容
累計発行部数29万越えの近藤史恵の人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」を原作にした連続ドラマ「シェフは名探偵」の放送が決定しました。主人公を演じるのは、映画の公開も控える超人気ドラマ「きのう何食べた?」のシロさんでお馴染みの西島秀俊。小さなフレンチレストラン『ビストロ・パ・マル』のシェフ、三舟忍(みふねしのぶ)を演じます。冷静沈着そして穏やか、一見何を考えているかわからない。でも、実はすぐにお節介を焼いてしまうシェフの三舟が、人並み外れた洞察力と推理力で、訪れた客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解くグルメミステリードラマです!
<出典>テレビ東京 公式
<出演者>
・三舟忍:西島秀俊
・志村洋二:神尾佑
・金子ゆき:石井杏奈
・高築智行:濱田岳
・小倉大輔:佐藤寛太(劇団EXILE)
シェフは名探偵の感想
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